IPインターホンで実現するスマートな駐車場運営
- enari hisashi
- 1月12日
- 読了時間: 11分
更新日:1月14日
近年駐車場管理の現場では、入退場管理の煩わしさ・人件費の高騰・セキュリティリスクなど多くの課題に直面しています。IPインターホンでない従来のアナログな管理方法では、管理人の常駐が必要で時間外には対応が困難な状況でした。月極駐車場・時間貸し駐車場・マンションに併設した駐車場など駐車場の種類も多様化するなかで、管理者はそれぞれに応じた細かい対応を求められ、負担は増加する一方です。IPインターホンを駐車場管理の現場に導入すれば、これらの課題を一挙に解決し、高いセキュリティ性と効率化・利用者満足度の向上の両立が実現します。
◎駐車場管理における課題
駐車場の管理では、施設の規模や運営形態によってさまざまな議題が存在します。なかでも最も深刻な課題のひとつが、管理者の業務負担の問題です。管理者の不在時には、一時利用者や業者の車両が入場できず、配送業者や工事関係者などの定期的に訪れる業者の対応にその都度管理者が立ち会う必要があり、効率的な運営の妨げとなっています。物理的な鍵の場合、利用者の入れ替わりのたびに鍵の受け渡しや返却確認も必要となり、管理者の業務負担も大きくなります。カードキーの不具合・ゲートの故障・料金に関する質問など利用者からのさまざまな問い合わせや夜間や休日の対応も、管理者の頭を悩ませる原因です。夜間や休日も対応可能としている場合は、管理者は24時間常に連絡可能な状態である必要があり、夜勤が発生するなど働き方の面から見ると柔軟性を損なう大きな要因となっています。連絡不可としている管理者の場合は、利用者の利便性が損なわれることが懸念されます。入退場管理の煩雑さも見逃せない問題で、誰がいつどこの駐車場を何時に入退場したかの記録が取れない場合、駐車場の不正利用のリスクが高まります。とくに複数の利用者で共有している駐車場では、記録が残っていないためにトラブル発生時の原因究明が困難になる場合も多いです。管理者不在で問い合わせ用のインターホンを設置している駐車場の場合、従来のアナログ回線によるインターホンを使用していると、通話は基本的に音声が主であるため、現地の映像を視覚的に確認し適切な指示をするなどの迅速な応対が難しくなります。セキュリティ面では、不正侵入や無断駐車を防ぐために管理者が常駐していることが理想的ですが、人員の確保や人件費の問題から実現困難です。防犯カメラを設置しても、リアルタイムでの監視や即座に対応することは難しく、多くが事後対応になります。物理的な鍵を使用している場合、紛失や盗難による複製のリスクが心配です。従来のインターホンシステムを利用している場合、通信の高度な暗号化機能がないため、盗聴やなりすましのリスクが高まり、通話品質も不安定なため、屋外での日中の賑やかな環境では聞き間違いやコミュニケーションエラーが発生します。コスト面では、従来の管理者常駐のシステムでは設備の初期投資だけでなく、管理者の人件費の高さが問題です。利用者の入れ替わりが激しい駐車場では、物理的な鍵やカードの発行・管理コスト・システムメンテナンス費用など、継続的な運営コストがより大きくなることもあります。従来のインターホン利用の場合は、通話時間や通話回数による通話料が発生するため、コールセンターへの接続が頻繁になると、通信コストが高額になる可能性もあります。
◎IPインターホンに備わった機能
IPインターホンは、インターネットプロトコル技術を活用した次世代のインターホンシステムです。従来の物理的な電話線による通信方式とは異なり、IPインターホンの仕組みはLANケーブルやWi-Fiを通じてデジタル通信を行います。IPインターホンの最大の特徴は、スマートフォンアプリとIPインターホンとの連携機能で、専用のアプリをインストールするだけで、従来のモニターは不要になり、いつでもどこからでもアプリで駐車場の状況を確認でき、遠隔での操作も簡単です。IPインターホンなら、管理者は自宅やオフィスにいながら駐車場のゲート開閉や来訪者との通話ができるため、業務効率が飛躍的に向上します。IPインターホンは、QRコード・専用ICタグキー・暗証番号などの多様な認証方式に対応している点も大きな特徴で、複数の認証方式を使い分けることが可能です。IPインターホンのQRコード認証なら、スマートフォンの画面に表示されたコードをIPインターホンに設置されたカメラにかざすだけで解錠できるため、物理的な鍵を持ち歩く必要がありません。鍵の紛失や盗難による複製のリスクもIPインターホンにはなく、セキュリティと利便性を両立しています。駐車場運営の柔軟性を大きく高めるのは、IPインターホンの訪問者を管理する機能です。管理者はスマホアプリから一時的な入場用のQRコードを発行し、有効期限や使用可能な時間帯を細かく設定できます。たとえば、配送業者には午前中のみ有効なQRコードを発行し、工事業者には作業期間中のみ有効な定期訪問者専用のQRコードを発行するなど、IPインターホンを使って用途に応じた運用が可能です。IPインターホンは入退場履歴の自動記録機能を持つため、管理業務の負担が大幅に軽減されます。誰がいつ入退場したか・どの認証方法を使用したかなど、詳細なログをIPインターホンに自動的に記録可能です。このIPインターホンの履歴はアプリからいつでも管理可能で、トラブル発生時の原因究明や利用状況の分析に活用できるため、管理者はIPインターホンによって手作業での記録や報告書作成から解放されます。IPインターホンは双方向で通話可能な機能があり、来訪者とのコミュニケーションがスムーズです。周囲の雑音をおさえるエコーキャンセラー機能を搭載したIPインターホンならクリアな音声で会話ができます。管理者が不在の時でも、スマートフォンで応対し、必要に応じて遠隔でゲートを解錠できるため、来訪者を待たせる心配もIPイターホンにはありません。
◎駐車場運営にIPインターホンを導入するメリット
IPインターホンを駐車場に導入する最も大きなメリットは、距離制限なく遠隔管理ができることです。従来のインターホンシステムでは、一定の距離内でのみ応対可能でしたが、IPインターホンはインターネット経由で通信するため、管理者が世界中どこにいても駐車場の管理が可能で、たとえば外出先からでも来訪者対応や解錠操作ができます。IPインターホンの高画質・広角カメラによる映像確認と自動録画機能により、駐車場入り口を広範囲にカバーして死角を最小限におさえ、来訪者の顔や車両のナンバープレートまで鮮明に確認できるため、不正侵入や無断駐車を効果的に予防可能です。従来の防犯カメラでは、その場の状況の記録を撮るだけでしたが、IPインターホンは来訪者とリアルタイムでコミュニケーションを図ることができるため、不審者を発見した場合、即座に音声で警告したり、警察に通報したりが可能です。夜間でもクリアな映像を取得できるIPインターホンなら、24時間安心して利用できる環境が整います。IPインターホンは多様な認証方式に対応しているため、定期利用者にはICカード認証、一時利用者には期限付きのQRコード認証、管理者の出入りには暗証番号認証などと用途や状況にあわせてセキュリティ性の調整が可能です。利用者の入れ替わり時にもIPインターホンならIDを削除・追加するだけで対応できます。従来の管理方法と比べて長期的に見ても大幅なコスト削減が実現します。管理業務が自動化されることで人件費の削減につながり、入退場履歴が自動で記録されるため、手作業での記帳や報告書作成が不要です。訪問者用のQRコード発行もアプリから簡単に行えるため、電話対応や鍵の受け渡しに費やす時間が削減され、管理者は本来するべき業務に集中できるため、生産性も向上します。IPインターホンは、接続台数に制限がないため、駐車場の拡張や利用者の増加にも柔軟な対応が可能です。新たな設備投資をする必要がなく、既存のシステムそのままで規模の拡大が実現します。利用契約書や入退場記録などの紙文面が不要になり、ペーパーレス化を進められるため、環境面でもメリットが大きいです。遠隔管理による管理者の移動も少なくなるため、CO2排出量の削減にも貢献します。IPインターホンはIPネットワークを利用しているため、LANケーブル1本で通信と電源供給の両方が可能なPOE給電に対応しており、従来の複雑だった配線工事と比べて作業の手間が省けます。既存の駐車場に簡単に後付け可能で、配置場所の柔軟性も高いため、設置コストと工期の削減が実現可能です。
◎駐車場管理に最適なIPインターホンPD01
GIGA-TECHが提供するIPインターホンPD01は、駐車場管理に最適な機能を備えたIPインターホンシステムです。 大きさは98mm×130mm×36.6mmとIPインターホンならではのコンパクトな設計ながら、駐車場運営に必要な機能を十分に搭載しています。防塵・防水IP67という高い耐久性を持つIPインターホンの性能と、優れたコストパフォーマンスを実現しています。IPインターホンPD01の最大の特徴は、最大30人までのユーザー登録が可能で、そのうち8人までを同時に呼び出せることです。複数の管理者がいる場合や、複数区画の駐車場運営に最適で、たとえば日中は事務所スタッフ、夜間は警備会社、緊急時はオーナーなどと時間帯や状況に応じて誰が応答するのか時間を取り決めておけば、管理者の働き方の改善につながります。IPインターホンの認証方法も利用者の用途や好みに応じて選択できるため、IPインターホンを月額利用する顧客には専用ICタグキー、IPインターホンの一時利用者にはQRコードといった使い分けが可能で、QRコードには有効期限の設定もできるため、使用できる時間を制限でき不正利用などを防いでセキュリティ面でも優れています。IPインターホンならカメラの性能も駐車場管理には最適で、1メガ以上のピクセルを持つHDカメラは120度の広角レンズも搭載しており、駐車場入り口の広範囲のカバーが可能です。人や車両の接近を検知できるPIRセンサーにより、接近を検知すると自動的にLED照明が点灯するため、夜間でも鮮明な映像の取得が可能でリアルタイムで確認・録画までこなします。IPインターホンPD01は、IP67の防塵・防水性能により、屋外に設置した場合も雨や雪、直射日光にも耐えられます。動作温度範囲は-20℃から+60℃と幅広く、寒冷地から高温地域まで、日本全国どこでも安定して動作可能です。PD01は耐火性ABSを使用しており衝撃に強く、長時間の使用でも基本的な性能には影響ないIPインターホンです。IP67の防水性能を持つIPインターホンなら、屋外設置でも安心して長期間の使用が実現できます。
◎IPインターホンPD01を駐車場に導入した事例
IPインターホンPD01を駐車場に導入すれば、駐車場運営において管理業務の効率化と利用者満足度の両方の向上が実現します。
⚪︎月極駐車場における入退場管理の効率化
月極駐車場の契約者は、スマートフォンのアプリからカメラにかざすだけで即座にゲートが開くようになっています。最大30人までのユーザー登録が可能なため、法人契約の場合でも複数の社員に利用権限を与えることが可能です。ICカードによる認証にも対応しているため、スマートフォンを持っていない利用者でも問題ありません。入退場履歴を全てアプリから確認できるため、管理者は遠隔地からでもリアルタイムで利用状況を把握でき、不正利用があった場合でも映像記録とあわせて迅速な対応が可能です。契約終了時には該当ユーザーのIDを削除し、新規契約者には別のIDを発行できることから、スムーズな手続きが可能で、セキュリティ面でも安心できます。
⚪︎コインパーキングにおける無人管理システムの実現
IPインターホンのPD01をコインパーキングの精算機付近に設置することで、24時間365日の遠隔サポートが実現します。IPインターホン利用者が精算機のトラブルや操作方法について問い合わせをしたい場合に、IPインターホンの呼び出しボタンを押すだけで管理センターのスタッフとリアルタイムで映像通話が可能です。複数のオペレーターが交代で対応し、深夜や早朝のIPインターホンのトラブルも迅速に対応できる体制が整います。駐車場のメンテナンス業者には、特定の曜日と時間にのみIPインターホンで解錠ができる権限を与え、管理者が現地に行かなくても清掃や設備点検などの定期メンテナンスがスムーズに行えます。IPインターホンなら、数のコインパーキングを一元管理できる点も大きなメリットです。
◎まとめ
GIGA-TECHのIPインターホンPD01を導入すれば、駐車場管理の課題を包括的に解決できます。IPインターホンの導入は単なる設備投資ではなく、駐車場運営課題の根本的な解決策です。IPインターホンなら遠隔管理による業務効率化や、多様な認証方式によるセキュリティ強化・コストの削減を同時に実現できます。管理者の負担軽減と利用者の満足度の向上を両立し、駐車場運営の収益性を高めるのがIPインターホンの導入のメリットです。駐車場管理におけるIPインターホンに関することは、お気軽にお問い合わせください。
