集合住宅の資産価値を高めるIPインターホンへのリニューアル
- enari hisashi
- 6月23日
- 読了時間: 11分
更新日:6月30日
近年、マンションやアパートなどの集合住宅で注目されるのが、インターホンシステムのリニューアルです。とくに、従来のアナログなインターホンからデジタルで最新のIPインターホンへリニューアルすることは、建物のセキュリティ強化と、居住者の利便性向上が期待できます。IPインターホンにリニューアルした中古の集合住宅は資産価値が高まり、売却価格や入居率の上昇も見込めます。IPインターホンへのリニューアルによって、物件の所有者や居住者の総合的な満足度を高めることが可能です。
◎築古の集合住宅に多い従来型インターホンの課題
築古の集合住宅には、従来型のアナログなインターホンが建設当時のままリニューアルされずに設置されていることが多いです。集合玄関はオートロックの設備がなく、誰でも簡単に建物内に出入りできる構造になっており、リニューアルしなければセキュリティ性に欠けます。同じ地域内に最新の設備が整えられた新築物件や、次世代のIPインターホンへとリニューアルされた集合住宅がある場合、オートロックのない集合住宅は不法侵入者にとって狙いやすく、空き巣のターゲットになる可能性が高まります。訪問販売や勧誘者も個々の住戸前まで気軽に来訪できるため、IPインターホンにリニューアルしていない集合住宅では、住人に対するセールスの頻度が増加するリスクは否めません。悪質でしつこい勧誘を受けるケースもあり、IPインターホンでないと対応に苦慮して大切な時間が奪われてしまうかもしれません。また、従来型のアナログなインターホンの場合、オートロックが設置されていても技術的なセキュリティリスクが高まります。一般的なアナログなインターホンは、IPインターホンと比べて暗号化されていない音声信号で通信するため、リニューアルしなければ外部から不正にアクセスされる可能性は否定できません。不正アクセスにより通信を傍受され、来訪者と居住者の会話を盗聴されるケースもあります。IPインターホンのようにカメラ機能が付いていない場合、声のみで来訪者を確認するため不審者や面識のない人を事前に目視できず、なりすましによる不正侵入のリスクもあります。IPインターホンへリニューアルしていなければ不在時に誰が来訪したのか把握できないため、重要な書類や荷物の配達に対する対応が遅れ、後々支障をきたすことが心配です。とくに、重要な人物の訪問を見逃すと信頼関係に影響を及ぼし、適切な対応が遅れてトラブルの原因となる場合もあります。カメラ機能付きの従来型インターホンであっても、最新のIPインターホンと比べて画質が劣ります。とくに、夜間など暗い場所での視認性が悪くなるため、訪問者の顔をはっきり確認できない場合が多いです。アナログインターホンはリニューアルしても設置できる機器の台数に制限があり拡張性に欠けるため、広い敷地や複数の出入り口を持つ大規模な集合住宅では必要な数のインターホンの設置が難しくなる場合があります。将来的にシステムを拡張したい場合にも、従来型はIPインターホンと比べて柔軟性が乏しく、追加の機器の設置ができないかもしれません。このように、従来のアナログなインターホンはセキュリティ性と機能面においてさまざまなリスクを抱えています。集合住宅のアナログインターホンを最新IPインターホンへリニューアルすれば、これらのリスクにもとづく居住者の不安を解決することが可能です。
◎中古集合住宅のインターホンをリニューアルするメリット
築年数の経過した集合住宅では建物内部の汚れや傷みが目立つようになり、設備も建設当初の古いままで現代のニーズに合わない場合も少なくありません。そのままリニューアルしないでいると居住者の快適性が損なわれ、物件の魅力が低下し、賃貸や売買が困難になる可能性があります。一般的に築年数の古い集合住宅は、駅近や環境の良さなど立地的に有利なことが多いため、古くなった建物や設備を効果的にリニューアルすれば、資産価値を今まで以上に向上させることが可能です。最新の技術に対応したIPインターホンは、長期的に見てコストパフォーマンスのよい選択肢として集合住宅をリニューアルする際に注目されています。IPインターホンであれば、呼び出しの応答や解錠はすべてスマートフォンやタブレットなどにインストールしたアプリから操作可能です。室内に親機を設置する必要がなく、IPインターホンの設置場所や配線の位置を考えるわずらわしさもなくなります。キッチンや洗面所などで作業中に呼び出しがあっても、わざわざ作業の手を止めて親機まで向かう必要はなく、手元にあるスマートフォンですぐに対応可能です。IPインターホンは自宅にいなくても遠隔で操作できるため、留守であることを知られることなく安心できます。IPインターホンのなかでも、PoE給電と呼ばれるLANケーブルを通じてデータ通信と電力供給を同時に行う給電方法に対応している機器は、電源工事が不要で機器の設置が非常に簡単です。今までオートロックが設置されていなかった中古集合住宅のエントランスに、電気錠とIPインターホンを設置すれば、簡単にオートロック付きの集合玄関へとリニューアルできます。このように、従来インターホンの役割であった単なる通話機能から、セキュリティ性や利便性を向上させる最新の設備へと進化しているのがIPインターホンです。大規模修繕などの建物を大掛かりに修繕する機会に、現在設置されているアナログなインターホンをIPインターホンにリニューアルすれば、居住者はより安全で快適な生活を送れるようになります。一般的にアナログインターホンの寿命は10〜15年とされており、この期間を超えると音質や映像の質が低下し、経年劣化による故障が発生するかもしれません。使用状況や環境によってはより早く故障する場合もあります。インターホンが鳴らない・音声が聞こえにくい・映像が乱れるなどの不具合が生じたタイミングでも、早めの点検やIPインターホンへの交換によるリニューアルを検討することが重要です。
◎集合住宅のリニューアルにIPインターホンが最適な理由
IPインターホンは、LANケーブルやWi-Fiなどのネットワークを介して通信する方式です。この通信技術により、高品質な映像とクリアな音声を提供できます。来訪者がIPインターホンを鳴らして居住者を呼び出せば、居住者はスマートフォンなどのデバイスを通じてリアルタイムで映像の確認が可能です。IPインターホンは相手の顔を鮮明に映し出し、クリアな音声で通話できるため、不審者の侵入を未然に防ぎます。不在時の訪問者をIPインターホンのモニターから録画しておけるため、空き巣や不審者が下見に来たとしても録画していることを掲示しておけば犯罪抑止に効果的です。万一事件に巻き込まれた場合、IPインターホンなら録画された映像を証拠として使用できる場合もあります。外出先から来訪者に応対可能なため、インターネットに接続できる場所であれば、遠く離れた海外からでもIPインターホンと通信可能です。IPインターホンにリニューアルすれば、来訪者と居住者で映像通話をしながら、遠隔操作でドアを解錠することもできます。IPインターホンの解錠方法は、顔認証やQRコード・暗証番号など多様ななかから選べる機器が多いです。IPインターホンのリニューアル後は鍵を持ち歩く必要がないため、鍵を紛失して建物内や住居に入れないといったトラブルや、鍵の盗難にあうリスクもほとんどなくなります。IPインターホンには防犯カメラやセンサーライトなどほかのセキュリティ機器と連携できる機器もあるため、リニューアル後から効率的な管理と運用が可能です。外部機器との連携により、建物の全体的なセキュリティシステムを強化することができます。共働き家庭では、帰宅した子どもがIPインターホンを鳴らせば保護者が勤務先から応答できるため、子どもが鍵を持ち歩く必要がありません。IPインターホンに来訪者からの呼び出しがあった場合、勤務先から保護者が応対することで、子どもが一人で留守番していることにも気付かれにくく安心です。IPインターホンへのリニューアルは、大規模な集合住宅でも十分な数の機器を設置でき、後からの増設もスムーズになります。IPインターホンはひとつの端末に複数のデバイスを接続できるため、家族それぞれが使いやすい端末を利用して応答可能です。IPインターホンへリニューアルすれば、将来的な建物の規模や家族構成の増減にも柔軟に対応できます。サーバーが必要ないため省スペースでIPインターホンを導入でき、遠隔地からまとめて管理や設定が可能です。現場での作業時間や人員の削減につながり、IPインターホンの運用コストを低く抑えられます。IPインターホンは、従来のアナログインターホンを設置し直す場合に比べても大幅なコスト削減が可能です。IPインターホンを集合住宅でリニューアルする場合、既設のネットワークインフラを再利用できるため、大規模な工事が不要で工期短縮も見込めます。このように、IPインターホンのリニューアルは、セキュリティ性・利便性・コスト効率において多様なメリットがあります。IPインターホンは住民の満足度を総合的に向上させられるため、中古の集合住宅のリニューアルに最適な選択肢です。
◎GIGA-TECHのIPインターホンPE01で実現する次世代の暮らし
GIGA-TECHは、IPインターホンをはじめとしたすべての製品、モジュールのハード、ソフトを自社開発しており、あらゆるニーズに柔軟に対応するための技術力がある会社です。工場はISO9001を取得しており、ただよい製品を作るだけでなく、よいものを作るための管理システムが行き届いています。GIGA-TECHのIPインターホンPE01は、最新の技術で建物のセキュリティを向上させる集合住宅のエントランスインターホンです。幅広い年齢で使いやすい操作性や利便性、使い心地のよさが追求されています。建物と馴染みやすい洗練されたIPインターホンのデザインは、マンションやアパートなど集合住宅のリニューアルに最適です。ギガテックのIPインターホンPE01の解錠方法はQRコード・暗証番号・顔認証・アプリ・ICタグキーといったさまざまな方法から選択できます。ICタグキーとは、非接触型の鍵です。エントランスや玄関に設置されたリーダーにICタグキーをかざすだけで、簡単に解錠できます。万一紛失してもすぐに無効化し新しいタグを発行できるため、物理的な鍵と比べて不正侵入のリスクを低減できます。ワンタイムパスやビジターパスとして、来客やヘルパーなどの一時的な来訪者に向けて利用日時や回数に制限を設けたQRコードも発行可能です。居住者のセキュリティを保ちつつ、来訪者の出入りをIPインターホンで簡単に制限できます。集合住宅のリニューアルにギガテックのIPインターホンPE01を設置すれば、それぞれのニーズに合わせた柔軟な入退室管理が可能です。
◎集合住宅のインターホンシステムをIPインターホンにリニューアルした事例
ギガテックのIPインターホンPE01は、高いセキュリティ性と利便性により、ファミリー向けの比較的大規模なマンションから、単身者向けのコンパクトなアパートまでさまざまな集合住宅のリニューアルに最適です。IPインターホンにより住環境が大幅に改善されることで生活の質が向上し、居住者の満足度と建物の資産価値を高める役割を果たします。
⚪︎ファミリー向けマンションでIPインターホンへリニューアル
ファミリー向け集合住宅のインターホンをIPインターホンへリニューアルした場合、解錠方法を複数の選択肢から選べることでセキュリティ性と利便性の向上に役立ちます。家族や親戚、ハウスキーパーなどの必要な業者は簡単に入室できる一方で、不審者や予定のない来訪者の侵入を制限できるため、毎日安心して過ごすことが可能です。IPインターホンにより建物のセキュリティレベルが高まると資産価値も上昇し、ほかのファミリー層にも魅力的な物件に見えます。将来的に家族の状況が変化し引っ越しを検討する際も、買い手が付きやすく高値で売却できたり、賃貸に出しでもすぐに借り手が見つかる可能性が高まります。
⚪︎単身者向けアパートでIPインターホンへリニューアル
学生や高齢者などが暮らす単身者向けアパートなどの集合住宅でIPインターホンにリニューアルした場合、室内に専用の親機や配線を設置する必要がないため、限られたスペースを有効に活用できます。IPインターホンPE01のインターフェースやアプリはシンプルな作りで直感的な操作が可能なため、来訪者の応対に不慣れな学生や機械の操作に苦手意識のある高齢者でも簡単に使用可能です。IPインターホンのリニューアルにより来訪者の顔を鮮明な画像で確認でき、扉を開けることなく会話も可能になるため、若者や高齢者を狙ったなりすましや詐欺などの被害を未然に防ぐことができます。アパートのオーナーにとっては、最新のIPインターホンにリニューアルすることで入居希望者が途切れず、安定した不動産経営が見込めます。
◎まとめ
IPインターホンへのリニューアルは、マンションやアパートなどの集合住宅においてセキュリティ性や利便性の向上・設置や維持管理の簡単さなど多くのメリットをもたらします。築年数が経過し建物や設備の老朽化が進んだ集合住宅は、住環境の悪化や資産価値の低下につながるリスクがあるため、早期に対応することが重要です。ギガテックのIPインターホンなら、スムーズに最新のインターホンシステムへリニューアルできます。IPインターホンリニューアルのことは、お気軽にお問い合わせください。