商業施設のセキュリティ課題を解決するIPインターホン
- enari hisashi
- 12月15日
- 読了時間: 12分
商業施設においては、安全性と運営効率の向上が求められていますが、そこで活用されるのがIPインターホンです。ネットワーク通信を利用し映像や音声の確認、解錠操作が遠隔でできるIPインターホンは、広い敷地や複数の出入口をもつ商業施設でも柔軟に設置できます。出入口だけでなく、施設内の必要箇所に設置し、連絡手段として活用することも可能です。商業施設におけるIPインターホンの活用は、安全性・利便性と運営効率の向上を両立する先進的な設備といえます。
◎商業施設に求められるセキュリティとは
商業施設とは、多数の店舗やサービス業が集積した建物や敷地の総称です。商業施設の種類はさまざまで、ショッピングモールのような複合型商業施設や、公共・保育が併設された地域密着型商業施設、駅直結の商業スペースなどがあります。いずれも敷地面積や建物の規模が大きく、不特定多数の人が利用しやすいよう出入口も複数設けられているのが一般的です。混雑緩和や利便性向上、災害・緊急時の避難経路確保といったことを目的に、複数方向から入館できるよう設計されています。また、商業施設の業務を円滑に進めるため、搬入口や従業員通用口といった出入り口もあります。出入口が多い複雑な構造は、利便性の向上につながる一方で、監視が行き届きにくいという課題があるのも事実です。安全管理や入退室管理も複雑になりがちで、それに伴う人件費や設備費用も生じます。そういった複雑な環境でありながら、誰でも快適に利用できる商業施設としての利便性と、安全な環境を確保することは必須です。また、不特定多数の人が自由に出入りする商業施設では、万引きや盗難といった犯罪リスク、客や従業員のトラブルなどもあります。従業員エリアへの不正侵入や迷惑行為が発生するリスクも否めません。広い敷地では、警備員の巡回だけではすべてのトラブルに対応しきれず、初動が遅れるケースもあります。そのため、広い敷地であっても迅速に情報を共有する仕組みが重要です。また、商業施設の搬入口や従業員通用口、駐車場などは目が届きにくいエリアです。こうした場所では、持続的な監視や、管理室・守衛室などと迅速に連絡をとれる仕組みも求められます。迅速に連絡をとることができれば、緊急時やトラブル発生時も早急かつ適切な対応により、深刻な被害を回避することにつながります。加えて、商業施設では利便性の確保も欠かせません。商業施設は経済活動が行われる場であり、利用者はストレスなく買い物やサービスを楽しみたいと考えます。テナント事業者は、スムーズに業務を進めたいと望みます。物流業者、設備点検業者など、施設運営に関わる人も同様です。この点を踏まえると、便利な施設利用と効率的な運営に向け、状況に応じて迅速にコミュニケーションがとれることや、必要な情報を迅速に共有できる仕組みが欠かせません。商業施設の円滑な運営には必須といえます。また、人手不足が深刻化し、無人化も進む近年では、常に有人で対応できるとは限りません。防犯と施設運営の両面で効率化が求められています。閉店後や深夜帯の対応も、セキュリティを維持しながら遠隔で連絡をとれる体制が理想です。このように、商業施設では不審者の侵入やトラブルを未然に防ぐ仕組みや、スタッフの負担を減らすスムーズな運用、利用者への快適なサービスを高いレベルで実現することが求められます。これらの商業施設に求められる課題を支える設備として活用できるのがIPインターホンです。
◎商業施設にIPインターホンを導入するメリット
複数の出入口があり、人の出入りも複雑な商業施設では、セキュリティ強化とスムーズな運営確保を両立した仕組みが求められます。そこで活用できるのが、通信にインターネットプロトコル(IP)を利用する先進的なIPインターホンです。IPインターホンの場合、映像や音声をデジタルデータとしてネットワーク上でやり取りし、遠隔操作で解錠することもできます。この特徴が、商業施設のセキュリティと業務効率の向上に大きく貢献します。まず、IPインターホンの大きなメリットは、高い防犯性です。ネットワーク経由で映像と音声をリアルタイムに確認でき、遠隔地からでも応答や解錠操作ができます。従来のインターホンのように、管理人室に人が常駐していなくても、離れた本社や警備会社からスマホアプリを利用して遠隔で対応可能です。高品質な映像や音声は記録され、後から履歴の確認もできるため、トラブル発生時の原因究明にも役立ちます。防犯カメラなどの外部機器とIPインターホンを連携させることで、防犯カメラ映像と合わせて状況を確認することも可能です。IPインターホンはネットワーク通信のため、同一施設内だけでなく、複数の商業施設を一括管理することもできます。大型ショッピングモールやチェーン展開している商業施設では、別拠点に設置されたIPインターホンをひとつのセンターでまとめて管理するなど、効率的な運用が可能です。従来のアナログインターホンでは拠点ごとにシステムを完結させる必要があったのに対し、IPインターホンにはそういった制約がありません。さらに、IPインターホンは商業施設において、スタッフの対応を効率化し、業務の手間を減らすことにもつながります。バックヤードやテナント関係者受付など、日常的に行われる入退室を、管理室のスタッフが逐一対応する必要もなくなります。遠隔対応により、負担軽減が可能です。IPインターホンをインフォーメーション機能として活用すれば、人員不足を補いながら、リアルタイム対応の品質を維持することもできます。無人運営店舗や業者受付が増える昨今、こうした効率化は大きなメリットといえます。IPインターホンの場合、既存の設備を生かして導入しやすいのもメリットです。PoE給電対応のIPインターホンであれば、電源確保が難しい場所でも設置できます。LAN設備を活用し、IPインターホンへの電力供給と通信の両方が可能です。シンプルな配線で施工が容易なため、コストと時間をおさえて導入できます。休業できる期間が限られる商業施設であっても、最小限の工事ですぐに導入できるのが魅力です。さらに、IPインターホンは将来的な拡張性にも優れています。たとえば、ネットワークカメラや入退室管理システム、警備システムなどと連携でき、商業施設のDX推進に対応できる仕組みです。必要に応じてデバイスの追加や設置場所の変更もしやすく、柔軟なIPインターホンシステムの構築が可能です。IPインターホンの場合、接続機器や通信距離に制限がないため、広大な敷地や複数の出入口をもつ商業施設でも、柔軟なIPインターホンシステムを構築できます。
◎商業施設におけるIPインターホンの活用法
接続台数や通信距離に制限がないIPインターホンは、商業施設での活用に最適です。ネットワーク通信を利用するIPインターホンであれば、状況に応じた適切なコミュニケーション手段として多彩な活用ができます。まず、搬入口や業者受付にIPインターホンを導入すれば、正確な入室管理が遠隔で実現できます。配送業者や業務関係者は施設の裏側から出入りすることが多く、不正侵入を防ぐ入室管理は欠かせません。この場合、IPインターホンを導入しておけば、IPインターホンを鳴らした業者を遠隔から映像で確認し、音声でやり取りを行ったうえで解錠できるため効率的です。高品質な映像と音声でやりとりしてから解錠できることで、信頼性の高い入室管理が実現します。従業員通用出入口の管理にもIPインターホンが最適です。IPインターホンの場合、暗証番号やQRコード、ICカードや顔認証といった方法で解錠でき、不正な侵入を防ぎながらスムーズな通行を実現できます。物理鍵以外の解錠方法を利用できるため、商業施設特有の従業員の出入りの多さに適した管理体制の構築が可能です。さらに、駐車場や駐輪場にIPインターホンを設置しておけば、トラブルや緊急時の対応にも活用できます。料金トラブルや機器の故障、迷子対応など、利用者が困った際に現地のIPインターホンを鳴らせば、直接管理センターへ連絡が可能です。管理センターでは状況を映像で確認し対応でき、迅速なサポートにつながります。すべてのIPインターホンを管理センターから一括で管理・運用することもできるため、非常に効率的です。また、IPインターホンはインフォメーション機能の代替えとしても活用できます。施設内にIPインターホンを設置しておけば、離れた本社やセンターから利用者の問い合わせに対応可能です。有人カウンターを減らし人件費を削減しながらも、複数個所の問い合わせに効率よく対応でき、利用者の利便性は損ないません。無人店舗においても、IPインターホンを設置しておけば、来訪者の問い合わせに離れた場所から対応できます。店舗スタッフ不在時の呼び出しも、本部や管理人室へ直接通知され、必要に応じて遠隔対応可能です。これにより、無人オペレーションの実現や人員配置の最適化につながります。また、IPインターホンは特定エリアの監視や入室管理にも役立ちます。たとえば、バックヤードや倉庫、商業施設内の保育施設や医療施設といった役割の異なる場所でも、状況確認や来訪者対応を遠隔で行うことが可能です。緊急連絡と入室管理の両方に活用できます。トイレや授乳室といった空間においても、IPインターホンが役立ちます。利用者になんらかのトラブルが生じた場合や緊急事態発生時にも、ワンタッチで助けを呼ぶことが可能です。これにより、施設の安全性と利便性を両立できます。さらに、閉店後の来訪者対応にもIPインターホンが役立ちます。夜間であってもIPインターホンからの呼び出しは遠隔地から対応でき、施設スタッフを最小限にすることが可能です。それでいて、有人対応のセキュリティと安心感は維持することができます。このように、IPインターホンは商業施設全体の安全で便利な運営を支える多機能なコミュニケーションインフラとして活用できます。通信距離や接続台数に制限のないIPインターホンであれば、施設規模や運営形態に応じて必要な場所へ必要な数だけ導入できるため、さまざまな役割をもつ商業施設に最適なシステムです。
◎商業施設の利便性・防犯性・効率化を支えるギガテックのIPインターホンPD01
GIGA-TECHのドアホン型IPインターホンPD01は、商業施設のセキュリティ・利便性・業務効率化に対応する多機能なIPドアホンです。PD01を導入した場合、スマホやPCとの連携による遠隔対応が可能となります。商業施設内に設置したIPドアホンを、遠隔地から一括管理することも可能です。高品質な映像と音声でやりとりできるため、無人店舗での問い合わせや、トイレや授乳室の緊急連絡用、業者出入口の入室管理など、さまざまな用途に活用できます。通信にはIPネットワークを利用し、距離制限はありません。接続台数にも制限がないため、商業施設の用途に応じて柔軟なIPインターホンシステムの構築が可能です。IPドアホンを従業員用出入口に設置した場合、従業員はICカードやQRコード、アプリ、専用ICタグキーといった多様な認証方法を利用できます。物理的な鍵を管理する必要もなく、紛失や盗難による不正リスクも最小限です。信頼性の高い認証方法を用いることで、入室管理の信頼性も高めることができます。また、IPドアホンが入室管理を行うため、常駐警備員の人員削減も可能です。業者出入口の来訪者管理においても、守衛室や警備室、離れた場所にある本社や警備会社など、さまざまな場所から対応できるため、人員の最適化による人件費削減と業務効率化につながります。さらに、GIGA-TECHのIPドアホンは、PoE給電対応のため、電源工事不要で新規取付や交換ができます。ネットワーク環境さえ整えば、すぐに便利なIPインターホンシステムとして活用可能です。長期間の工事が困難な商業施設においても、運営に影響を及ぼさずに導入できます。また、ギガテックのIPドアホンは操作がシンプルで簡単なため、さまざまな人が利用する商業施設にも最適なシステムです。
◎商業施設へIPインターホンPD01を導入した事例
ネットワーク通信を利用するIPインターホンは、敷地面積や出入口の数に合わせて設置・運用が可能です。いつでも・どこでも施設利用者や来訪者の呼び出しに対応できる仕組みは、商業施設のセキュリティ強化と利便性向上、業務効率化につながります。
⚪︎大型商業施設にIPインターホンPD01を導入した事例
大型商業施設では、搬入口や業者受付にIPインターホンを活用するケースが増えています。24時間業者が出入りする大型商業施設であっても、IPインターホンを設置しておけば、離れた場所にある事務用管理端末や、警備員自身のスマホアプリへ直接呼出しを通知することが可能です。これにより、入室管理の効率化が実現しています。スタッフは、巡回中であってもIPインターホンの呼び出しにスマホから対応でき効率的です。高品質な映像と音声で来訪者を確認してから解錠できるため、セキュリティ性を高めることにもつながります。また、IPインターホンは接続機器に制限がないため、機器の増設や外部システムの連携も自由に設定でき、さらなるセキュリティ強化や利便性を高める設備としての活用が見込めます。大型商業施設の安全性・利便性・効率化を実現する設備です。
⚪︎無人店舗にIPインターホンPD01を導入した事例
近年増加する無人店舗では、スタッフが不在のためトラブル時の遠隔対応は必須です。万引きや不正利用といったリスクへの対策も求められます。そこで、無人店舗ではIPインターホンを設置するケースが増えています。出入口や決済スペースにIPインターホンを設置したことで、利用者からの問い合わせを本部コールセンターで直接受けることも可能です。いつでも利用者からの問い合わせにリアルタイムで応答でき、トラブル時も即座に対応できるのが魅力です。これにより、無人でも安定した運営ができます。また、防犯カメラとIPインターホンを連動させることで、無人運営でも防犯性を高めることができます。IPインターホンの映像だけでなく、防犯カメラの映像と合わせて状況を広く確認することも可能です。IPインターホンからの呼び出しがなくても、管理側から複数映像を切り替えて確認することもでき、防犯強化につながっています。
◎まとめ
商業施設では、業者やスタッフの入室管理、利用者の利便性向上、トラブル発生時の迅速な対応、スムーズな運営、といったさまざまな要素が求められます。それらに対応できるのが、ネットワーク通信を利用するIPインターホンです。出入口に設置したIPインターホンは入室管理を、施設内に設置したIPインターホンは連絡手段として利用できます。省人化やコスト削減にも貢献しながら、商業施設の安全で安定した運営を支えるシステムです。商業施設にIPインターホン導入をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。




