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GIGA-TECH のIPインターホン
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コラム

IPインターホンを活用した最新の防犯対策を紹介

  • 執筆者の写真: enari hisashi
    enari hisashi
  • 2 日前
  • 読了時間: 12分

犯罪手口が巧妙化・多様化する近年、住まいや施設に求められる防犯対策もより高いレベルが求められています。そこで、役立つのがIPインターホンの活用です。IPインターホンは、インターネットを経由した通信を行うことで、どこにいても来訪者を確認し、遠隔操作で解錠もできるシステムです。高品質な映像通話や録画、外部機器との連携もでき、不審者への対応力を高めることができます。従来のインターホンでは困難な不審者への迅速な対応や監視を実現できるため、建物の防犯対策をより高めることが可能です。


◎現代に求められる防犯対策

現代社会では、より高度で確実な防犯対策が求められています。防犯とは、犯罪が起きてから対応するのではなく、犯罪を未然に防ぐための取り組み全般です。つまり問題が起きないように準備しておくことこそが防犯の本質であり、効果的な防犯対策の基本といえます。近年の犯罪は多様化・巧妙化・凶悪化しており、従来のように「侵入を防ぐ」だけでは十分とはいえません。現代の防犯対策では、異常を早期に察知すること、犯罪を思いとどまらせる抑止効果を高めることも欠かせない要素になっています。より実効性のある防犯対策を整えることは、安全な生活の実現に不可欠です。一般的な防犯対策としては、防犯カメラの設置や警備会社のサービス利用などがあげられます。ただし、これらはトラブル発生後の確認や対応が中心になりがちで、未然に防ぐという本来の防犯対策としては不十分といわざるを得ません。犯罪を確実に防ぐ必要がある場合、事前の抑止力を高める防犯対策が重要です。また、集合住宅やオフィスを狙う空き巣や侵入者は、いきなり犯行に及ぶわけではありません。多くの場合下見をし、入りやすいか、見つかりにくいかなどを詳細に確認します。防犯カメラやセンサーの有無、侵入にかかる時間、人の出入りの量、死角の多さなど、あらゆる要素をみて防犯対策の甘い建物を選びます。つまり、防犯対策が不十分だと判断されれば、狙われるリスクが一気に高まるということです。反対に、犯罪者が見つかるリスクが高い、逃げにくいと感じれば、ターゲットから外されます。この点からも、建物に合わせた適切な防犯対策が重要といえます。また、共働き世帯の増加や核家族化が進む現代では、日中家が無人のケースも増えています。高齢者のひとり暮らしや、子どもだけの留守番も珍しくありません。空き巣は日中無人の家庭を狙い、強盗は高齢者や子どもだけが在宅の時間帯を狙うこともあります。こうしたリスクに備えるためにも、不審者を常に監視できる仕組みや、在宅状況・生活パターンを知られない仕組みも重要になっています。これらを両立させる防犯対策として役立つのが、IPインターホンの活用です。IPインターホンは従来のインターホンでは困難な機能を利用し、建物全体の防犯対策レベルを大幅に引き上げることができます。現代の生活環境に合った新しい防犯対策として、有効な選択肢です。


◎従来のインターホンとIPインターホンで異なる防犯対策

インターホンは来訪者を確認するための設備として広く普及していますが、防犯対策の観点でみると、従来のインターホンとIPインターホンでは大きな違いがあります。従来のインターホンとは、音声通話やモニターによる映像確認が中心の一般的なインターホンです。この従来型インターホンが取り付けられている場合、来訪者が誰であるのか家の中にある専用モニターを利用して確認します。玄関扉を開けずに来訪者を確認できるため、最低限の防犯対策としては有効です。しかし、在宅時しか来訪者の映像確認や通話はできず、留守中の防犯面には弱点が残ります。空き巣や強盗の下見行動に対する防犯対策とはなりません。映像録画機能により不審者の来訪を知ることができたとしても、事後の確認に限られ、リアルタイムで対策することは困難です。そもそも従来型インターホンには、映像録画機能がないものも多く、その場合は在宅中でなければ不審者の来訪を知ることもできません。一方で、IPネットワークを利用するIPインターホンは、従来のインターホンと比較してできることの幅が広いといえます。IPインターホンと従来型インターホンの最大の違いは、防犯対策をリアルタイムで行える点です。IPインターホンの場合、外出中でも手持ちのスマホに来訪者の通知が届きます。スマホから映像を確認し、映像を見ながら通話も可能です。つまり、IPインターホンを取り付けた場合、従来の室内モニターとしての役割は手持ちのスマホが担います。この機能により、不在を悟られにくく、常に来訪者に応答することが可能です。空き巣や強盗に生活パターンを把握される心配も少ないことで、侵入や窃盗のターゲットになるリスクを大幅に低減することができます。また、IPインターホンはほとんどの製品に映像録画機能が搭載されています。映像録画機能で映像を残し、来訪者記録が保存されるため、怪しい人物の訪問も後から確認可能です。映像記録を証拠として活用することもできます。さらに、IPインターホンは映像や音声の品質が高いことも特徴です。どこにいても来訪者をはっきり確認できるため、防犯性が各段に高まります。IPインターホンの場合、広角レンズや暗視機能が搭載されていることも一般的で、より詳細な映像で状況を確認できます。このように、IPインターホン特有の遠隔対応、高品質な映像通話、記録の保存は、従来型にはない防犯上の大きなメリットです。玄関前に立つ来訪者と家の中の住人しかその状況を把握できないといった従来型インターホンとの大きな違いといえます。また、IPインターホンは外部機器と連携できる点も従来型との大きな違いです。防犯カメラやセンサー、入退室管理システムなど、さまざまな防犯設備と連携し統合的な管理・運用が望めます。さまざまな設備を統合的に管理・運用することで、より強固かつ柔軟な防犯対策が実現できる仕組みです。このように、従来のインターホンは来訪者を確認する基本的な設備であるのに対し、IPインターホンはリアルタイムの対応と記録・管理を兼ね備えた総合的な防犯システムです。生活スタイルの変化や防犯リスクの多様化に合わせて、より柔軟で実用的な防犯対策が実現します。


◎防犯対策としてIPインターホンを活用するメリット

IPインターホンを防犯対策として活用すると、留守中の不審者や置き配荷物の盗難といった生活上の防犯リスクを低減することができます。IPインターホンの大きなメリットは、自身のスマホから来訪者対応が行えることで、利便性も防犯性も高められる点です。スマホを利用するからといって特別な操作はなく、スマホのボタンひとつで映像確認や通話、遠隔解錠ができます。常にスマホから来訪者を把握できるため、犯罪の予兆に気付きやすく、トラブルを未然に防ぐ防犯対策として有効です。子どもや高齢者がひとりで家にいる時間も、家族がスマホで代わりに来訪者へ応答でき、詐欺や不審者侵入といったトラブル回避につながります。家族がどこにいても状況を共有できるため、見守りとしての防犯対策にも役立ちます。このように、IPインターホンの遠隔対応機能は、不審な行動に対する対応を早めることにつながります。外出先や職場、旅行中であっても、来訪者の確認や応対ができ、防犯上の対応力向上につながる仕組みです。未然にトラブルを防ぐことはもちろん、万が一問題が生じても早期に対応できることで、状況の悪化を防ぐことができます。さらに、IPインターホンは利便性も高めます。自身のスマホからどこからでも来訪者に対応できるため、宅配荷物の受け取りに関するストレス軽減も可能です。外出先から配達員に対応し、その場で置き配依頼ができます。再配達の手続きや、時間指定荷物が届くのを待つ時間も削減可能です。常に荷物と配達員を確認してから遠隔操作で解錠できるため、誤配送やなりすましの侵入を防ぐことにもつながります。また、IPインターホンは家庭の状況に合わせて柔軟なIPインターホンシステムを設計できる点もメリットです。複数のスマホと連携したり、防犯カメラや電気錠との連動もできます。たとえば、共働き家庭でIPインターホンを導入し、玄関の電気錠とIPインターホンが連動すれば、子どもの帰宅に合わせて親が遠隔地から解錠できます。子どもが玄関のIPインターホンを鳴らすと親のスマホに通知が届き、スマホから映像の確認や通話もできるため安心です。子どもが留守番中に来訪者に対応する必要もありません。親はどこにいてもスマホから玄関前の状況を確認し、不審な人物が来訪したら、即座に通報することもできます。このように、子どもの留守番中の安全対策にも活用可能です。複数のスマホにIPインターホンの通知が届くように設定することもでき、柔軟なIPインターホンシステムを構築できます。防犯カメラなどの外部機器とIPインターホンが連動すれば、防犯レベルを高めることにもつながります。複数の防犯機器やシステムを統合的に管理でき、効率化も可能です。玄関の映像だけでなく、家周辺の監視と組み合わせたり、AI検知機能付きカメラとの連動で不審者を早期に検知したり、敷地全体の安全性を高めることができます。外部機器との連携は柔軟に設定できるため、防犯対策を家庭ごとに最適化しやすいのもメリットです。また、IPネットワークを利用するIPインターホンは、将来的なIoT化にも対応できます。ネットワークに接続可能な機器と柔軟に連動し、拡張しやすいのが特徴です。住まいの進化にそのまま適応できるといえます。このように、IPインターホンの活用は来訪者対応という枠を超え、安全な暮らしを支える防犯対策が実現します。スマート家電やAIカメラといった暮らしの進化にも柔軟に対応でき、暮らしの安全と利便性を高める設備です。


◎建物の防犯対策に最適なGIGA-TECHのIPインターホンPE01

GIGA-TECHが提供するIPインターホンPE01は、集合住宅やオフィスといった建物の防犯対策を高められるエントランス用IPインターホンです。建物にPE01を導入すると、来訪者がインターホンを押した際の呼び出し通知は手持ちのスマホへ直接届きます。専用アプリをスマホに入れるだけで、映像確認や音声通話がすぐに使え、複雑な設定や登録は不要です。IPインターホン本体も専用アプリも操作が直感的で、機器が苦手な人でも簡単に扱える点が特徴です。さらに、エントランスのオートロックとIPインターホンを連動させることで、そのままスマホ上のボタン操作で遠隔解錠することができます。専用アプリは最大8名まで登録可能で、4名まで同時に呼び出しができるため、家族で利用する集合住宅でも不便なく運用可能です。また、IPインターホンPE01を導入すれば、外出中でも在宅しているかのようにスマホで応答できるため、空き巣や強盗の下見行動への防犯対策としても効果的です。不審者がIPインターホンを押した場合、録画機能で品質の高い映像を残すこともできます。また、IPインターホンPE01は、遠隔対応と遠隔解錠に対応していることで、子どもや高齢者が留守番をしている時間帯の防犯強化も可能です。高画質映像で来訪者の顔をしっかり確認できるため、なりすましや不審者による侵入を防ぎ、犯罪の未然防止につながります。加えて、PE01は複数の認証方式に対応している点も魅力です。暗証番号・QRコード・カードキー・専用タグキーなど、複製や盗難のリスクが少ない方法を利用者ごとに選択できます。いずれもセキュリティ性が高い認証方法であり、入退管理をより安全かつ効率的に行えます。そして、GIGA-TECHのIPインターホンPE01は、建物の規模や用途に左右されず導入できる柔軟性も特徴です。通信台数や接続機器に制限がなく、必要に応じて柔軟なIPインターホンシステムを構築できます。IPインターホンの新規取付・後付け・リニューアルのいずれでも、専用サーバーや通信用配線工事、電源工事は最低限ですみます。既存のLAN設備をそのまま活用できます。導入コストをおさえつつ防犯対策を強化できるため、多くの建物で採用されているIPインターホンです。


◎防犯対策としてIPインターホンを導入した事例

最新の防犯対策として、IPインターホンを活用する事例が増えています。遠隔操作や外部機器との連携など従来のインターホンでは不可能な機能を実現し、建物全体の防犯強化が可能です。導入したIPインターホンが、安心で便利な暮らしを支えます。


⚪︎アパートの防犯対策としてIPインターホンを導入した事例

小規模アパートでは、置き配荷物の盗難や不審者の侵入を防ぐことを目的に、エントランスのオートロック化と、オートロックに連動するIPインターホンを導入しました。IPインターホンとオートロックが連動することで、高品質な映像と音声でいつでもどこでも来訪者を確認してから解錠できるようになり、不審者の侵入を抑止することができています。IPインターホンであれば、外出中でもオートロックを解錠できるため、急な荷物もその場で置き配依頼ができるようになりました。荷物の受け取りに関するストレスがなくなったと、ご好評いただいています。また、居住者はカードキーやQRコード、暗証番号を利用してオートロックを開錠できるようになり、鍵の紛失や盗難リスクも大幅に低減することができました。物理的な鍵を管理する必要もなくなり、利便性も高まっています。さらに、IPインターホンの場合、既存のLAN設備を利用し取り付けできるため、導入コストをおさえることにもつながりました。アパートの防犯対策は強化され、住民の安心感は高まり、入居率向上にもつながっています。


⚪︎高齢者施設の防犯対策としてIPインターホンを導入した事例

高齢者施設では、部外者が利用者エリアに立ち入る危険を低減させるため、入口にIPインターホンを設置しました。IPインターホン導入後は、来訪者の呼び出しに職員のスマホやPCで対応し、遠隔操作で解錠もできるようになり、業務効率化につながっています。職員は携帯する業務用スマホから常に来訪者に対応できるようになったことで、夜間の人員を削減することもできました。巡回中であっても、手持ちのスマホで即座に対応でき、来訪者を待たせることもありません。複数のスマホやPCに通知が届くように設定できるため、業務中手が離せない場合もほかの職員が対応できます。また、施設の防犯カメラと連動し、来訪者の顔だけでなく周囲の様子を広く観察できるようになり、防犯性も高まりました。不審者侵入のリスク低減と、職員の業務効率化を両立し、欠かせない防犯設備のひとつとなっています。


◎まとめ

安心な暮らしを実現するために、あらゆるトラブルを未然に防ぐ対策は欠かせません。なかでもIPインターホンは、遠隔対応や高品質な映像通話、外部機器との連携を実現し、単なる来訪者対応を超えた防犯性を備えるインターホンです。将来的なIoT化にも対応でき、導入シーンごとに柔軟なIPインターホンシステムを構築できます。GIGA-TECHのIPインターホンは、最新のIP技術で建物のセキュリティを高める高性能なIPインターホンです。IPインターホンによる防犯対策のご相談は、GIGA-TECHまでお問い合わせください。

 
 
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