マンションの入居率を高めるIPインターホンの導入
- enari hisashi
- 9月22日
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更新日:4 日前
マンションでは、安心で快適な生活を実現するためにセキュリティや利便性が重要視されるケースが多くみられます。とくに、近年巧妙化する犯罪に対抗するため、適切なセキュリティ強化は欠かせません。そこで、注目されているのがIPインターホンです。IPインターホンはマンションのセキュリティ強化と、居住者の利便性向上を同時に叶えることができます。それでいて、従来のアナログインターホンに比べ施工は簡単で、導入コストもおさえることが可能です。マンションオーナー、居住者双方にメリットがあるインターホンといえます。
◎マンションにおけるセキュリティ強化の重要性
安全で快適な暮らしを実現するために、マンションのセキュリティ対策は欠かせません。マンションの購入や住み替えにおいてセキュリティ設備を重要視する人も多く、セキュリティ設備は入居率も左右する重要な役割を果たすといえます。セキュリティが低いマンションは犯罪のターゲットとなるリスクが高まり、安全で快適な暮らしを実現できるとはいえません。マンションにおいての犯罪とは、空き巣やストーカー、なりすましによる侵入や特殊詐欺など多様です。最近では置き配の荷物が狙われるケースも増えています。セキュリティ設備が不十分であると、こうした犯罪に巻き込まれるリスクが高くなるため、入居率の低下にもつながります。一般に、セキュリティが不十分なマンションは敬遠され、空室が目立つ傾向です。その逆に、セキュリティを強化し、安心して暮らせる環境を構築したマンションは入居希望者からの評価も高く、空室リスクを下げる効果が期待できます。マンションオーナーにとって、長期的に安定したマンション経営を行うためには空室リスクを下げることが重要です。そのため、マンションのセキュリティ強化は不可欠な取り組みであり、優先的に検討するべき重要な課題といえます。また、さまざまな技術の進化に伴い犯罪手口も多様化する近年は、従来のオートロックや防犯カメラだけでは十分な抑止力とならないケースも増えているのが現状です。そのため、常にセキュリティ対策もアップグレードする必要があります。オートロックつきエントランスは、居住者が出入りする時間以外は常に施錠されるため一見安心できる仕組みに思えますが、実際には住人が扉を開けたタイミングで侵入者が一緒に入ってしまう「共連れや」や、宅配業者を装って居住者に解錠してもらう「なりすましによる不正侵入」のリスクは否めません。なりすましを見抜くためには、オートロックと連動するインターホンの機能も重要です。モニター機能がないインターホンであれば、声のみで来訪者に対応するため、なりすましかどうかの判断も難しくなります。なりすましに気づかず解錠してしまえば、犯罪に巻き込まれるリスクは大きく高まります。また、防犯カメラの映像は証拠として有効ですが、リアルタイムで不審者の侵入を止める力はありません。そのため、現代のマンションでは、より高度な技術やセキュリティ設備を組み合わせ、更なるセキュリティ強化を実現することが求められています。

◎マンションのセキュリティ設備としてIPインターホンが注目される理由
マンションのセキュリティ設備としてIPインターホンが注目される理由には、IPインターホン特有のセキュリティと利便性、コスト面、拡張性や柔軟性においてマンション管理者・居住者双方にとって多様な利点があるためです。そもそも、IPインターホンとは、スマホやPCなどの端末を利用しどこからでも遠隔操作可能なインターホンです。IPインターホンと従来のアナログインターホンでは通信方式が異なり、利用できる機能にも大きな差があります。従来のアナログインターホンの場合、来訪者に対応できるのは室内親機のみです。アナログな配線で接続された機器同士でしか通信を行えないため、来訪者がマンションエントランスに設置されたアナログインターホンから呼び出しを行えば、配線で接続された住戸内にある専用親機で対応する仕組みです。在宅中であれば来訪者に対応できますが、外出中は不可能です。外出中に誰かが来訪しインターホンを鳴らしても、リアルタイムに知ることはできません。一方、IPインターホンは、IPネットワークを利用し端末同士が連携する仕組みのため、外出先からでもインターホンを鳴らした人物を映像で確認、音声で対応、遠隔操作で解錠もできます。この遠隔操作機能により、居住者のライフスタイルに即した柔軟な来訪者対応が可能です。共働き世帯や単身者にとって、外にいても常に来訪者を確認・対応できるため安心を確保できる点が魅力といえます。また、IPインターホンは外部機器との連携もできます。マンションにある既存のセキュリティ設備やスマートホーム家電など、他社製であってもネットワークに対応した機器であれば連携可能です。これにより、建物全体のより高度なセキュリティや居住者の利便性向上も実現します。さまざまな機器や設備の管理を一元化できるため、効率性も高まる仕組みです。それでいて、IPインターホンは従来のアナログインターホンと比較し施工が簡単で、低コストかつスピーディに導入できるといった特徴もあります。このこともマンションで導入が進む大きな理由です。従来のアナログインターホンを導入する場合、マンション全体の大がかりな配線工事と、各住戸機器の電源工事が必要です。工事は住戸内でも行うため、後付けやリニューアルの場合は住人と予定を合わせたりといった手間も生じます。住戸数が多い大規模なマンションでは、取り付けから利用可能となるまでに1週間以上の時間を要することも珍しくありません。一方、IPインターホンの場合、配線工事も電源工事も不要です。ネットワーク通信を行うため、LANやWi-Fiといった設備を利用できます。すでにネットワークインフラが整備されているマンションであれば、既存の設備を利用することも可能です。そのため、後付けやリニューアルであっても短期間で取り付けが完了し、すぐにマンションのセキュリティ設備として利用できます。IPインターホンの場合、機器が作動するための電力はLANケーブルから供給されるPoE給電対応のものが多く、電気工事士による電源工事も不要です。加えて、IPインターホンをエントランスや各住戸玄関に設置後は、居住者自身のスマホやPCと連携できるため、各住戸内に専用親機を設置する必要もありません。これにより、機器代金と設置代金の削減に加え、各居住者と日程を調整するといった手間も同時に削減できます。後付けやリニューアルであっても、居住者に負担なくすぐに導入できるため、施工期間中のセキュリティ低下を防ぐことも可能です。このように、IPインターホンであれば、低コストでセキュリティ強化や利便性の向上を実現することができます。このことが、マンションにおいてIPインターホンが注目される大きな理由のひとつです。
◎マンションにIPインターホンを導入するメリット
マンションにIPインターホンを導入する最大のメリットは、セキュリティと利便性を同時に高められる点です。これは、入居率アップにもつながる大きなメリットといえます。まず、IPインターホンを導入すれば、高画質な映像と高品質な音声のやり取りがどこにいてもできるようになります。外出中でも誰がインターホンを鳴らしたか常に把握できるため、不審者の来訪も見逃さず、居住者の安心感を高めることが可能です。居住者の外出中に空き巣や強盗を目的とした不審者が下見のためにIPインターホンを鳴らしたとしても、常に応答できるため、生活パターンを把握される心配はありません。不審者と判断すれば、即座に管理人や警察に通報することもできます。また、IPインターホンは映像録画機能を備えるため、証拠として利用することも可能です。さらに、遠隔操作でどこからでも解錠できることで、鍵の管理が心配な子どもや高齢者に鍵を持たせる必要もなくなります。これにより、鍵の紛失や盗難といったトラブルを回避することが可能です。また、IPインターホンと複数のスマホを連携することもできるため、ファミリー向けマンションでの利用も問題ありません。各自のスマホを使って来訪者に対応できます。さらに。どこにいても来訪者に応答できるIPインターホンの仕組みは、宅配の受け取りにも役立ちます。不在であってもリアルタイムに対応し、その場から置き配を依頼することも可能です。これにより、再配達の手間や宅配に関するトラブルを回避する効果も期待できます。また、利用制限付きのQRコードなどを発行できるIPインターホンであれば、居住者が不在でも家族・友人といった来訪者が共有されたQRコードを用いて入室することも可能です。一次的な利用を許可した認証方法のため、セキュリティ面も安心です。長期不在で家の管理を依頼したいときや、体が不自由な高齢者に対する訪問介護や看護者の来訪時にも活用できます。また、生体認証やカード認証、QRコード認証に対応したIPインターホンであれば、ピッキング対策にもなります。鍵の盗難や複製によって不正に利用されるリスクも大幅に低減され、セキュリティを確実に高めることが可能です。このように、建物全体のセキュリティ強化と、居住者の利便性向上が同時に叶うことがIPインターホン導入の大きなメリットです。これにより、入居率にも影響があります。セキュリティと利便性は、マンションの購入や住み替えに欠かせない条件です。セキュリティや利便性を高める設備が充実した物件は、入居希望者からの評価が高まり、長期的に空室を下げる効果が期待できます。これは、マンションオーナーが長期的にマンション経営を行うことにつながる大きなメリットです。セキュリティを強化し、居住者の快適な暮らしを実現するIPインターホンの導入は、マンションオーナと入居者双方にとって大きなメリットをもたらすといえます。また、マンション管理者にとっては、IPインターホンの導入により建物全体の管理効率化が実現するといったメリットもあります。エントランスのほかに出入り口がある大規模なマンションでも、管理用親機やスマホから各出入り口に設置したIPインターホンを一括管理可能です。離れた場所からでも各出入り口を一括管理できることで、セキュリティ強化や管理・運用の効率化につながります。さらに、IPインターホン導入はコスト面においても大きなメリットがあります。IPインターホンは低コストで導入できるだけでなく、専用サーバーが不要なため維持・運用にかかる費用も削減可能です。居住者やオーナーの金銭的負担は最小限に、導入から運用まで実現できます。さらに、外部機器との連携が可能なIPインターホンであれば、今後予想されるマンションの変化にも柔軟に対応できるといったメリットもあります。防犯カメラや入退室管理システム、宅配ボックスやスマート家電との連携など、時代とともに導入が進むネットワーク機器とも柔軟に連携し、より住みやすい環境を構築することが可能です。さまざまな変化にも柔軟に対応できるIPインターホンであれば、長期的に居住者の安全で快適な暮らしに貢献できます。

◎マンションの規模を問わずセキュリティを強化するIPインターホンPE01
GIGA-TECHのIPインターホンPE01は、シンプルな操作性で幅広い年齢の方が使いやすいIPインターホンです。そのため、高齢者から小さな子どもまでさまざまな方が暮らすマンションへの導入も最適です。IPインターホンPE01をマンションのエントランスへ導入後は、複雑な設定や登録は不要です。居住者は専用アプリをインストールするだけで、自身のスマホからいつでも・どこでも遠隔操作可能なIPインターホンシステムを構築できます。そして、PE01導入によるIPインターホンシステム構築後は、建物全体のセキュリティは強化され、さまざまな犯罪リスクを低減することが可能です。どこでも遠隔操作ができるモニター付きのIPインターホンPE01は、セキュリティ性の高さから空き巣や強盗といった犯罪者に敬遠されがちです。IPインターホンにより、犯罪に巻き込まれるリスクを低減できるといえます。そして、居住者は自身のスマホからいつでも・どこでも遠隔操作が可能なことで、利便性も高まります。外出中で不在にしていても、アプリで映像を見ながら対応し、ボタンひとつで解錠可能です。これにより、オートロックマンションでも自宅前に置き配を依頼することができます。荷物受け取りのストレスを軽減し、快適な暮らしをサポートすることが可能です。また、居住者は不在時も誰がインターホンを鳴らしたか把握できるようになり、安心感も高まります。来訪者の映像は記録され、スマホから確認することも可能です。不審な人物が来訪した場合、映像を証拠として活用することもできます。居住者自身が解錠する際は、顔認証、ICカード、専用タグキー、QRキー、暗証番号、など、多様な認証方法の利用が可能です。いずれも物理的な鍵と比較しセキュリティ性の高い認証方法です。顔認証やQRキー、暗証番号を利用すれば、物理的な鍵を持ち歩く必要もなく、紛失や盗難のリスクも低減できます。居住者以外のものが不正に侵入することは極めて困難となり、セキュリティを強化することが可能です。また、専用アプリから来訪者用RQコードを発行することもできます。来訪者用QRコードとは、利用可能な日時を指定したQRコードであり、来訪者に共有しておけば居住者が対応しなくても一次的に入室が可能となります。アプリで簡単に発行でき、難しい操作は不要です。登録したユーザーの入退室管理もアプリ上で行えるため、セキュリティ面も安心です。これらは従来のアナログインターホンでは不可能な機能であり、マンションの付加価値を高めることにつながります。また、IPインターホンPE01はPoE給電対応、専用サーバーは不要のため、設置も簡単です。LANケーブルを利用し電力の供給と通信を行うことができます。シンプルなLAN接続を利用すため、電源工事も必要ありません。すでにLAN配線が整備されているマンションであれば、既存の設備を利用し簡単に導入することができます。各住戸内に専用の親機を設置する必要もないため、機器代金も削減可能です。専用サーバーも不要なことで、導入時の費用だけでなく維持・運用にかかるコストも削減できます。コストをおさえてマンションのセキュリティと利便性を高められるのが大きな魅力です。そして、最新のIP技術を搭載したPE01をマンションに導入しておけば、近隣の集合住宅と差別化を図ることもできます。従来のインターホンにはない機能でマンションの付加価値は高まり、入居希望者からの評価アップにもつながる仕組みです。これにより、入居率が高まり、安定的な収益化につながります。
◎マンションへIPインターホンを導入した事例
マンションのセキュリティ強化と利便性向上が同時に叶うシステムとして、IPインターホンの導入が進んでいます。低コストで導入できるため、マンションオーナーや居住者の負担も最小限です。IPインターホン導入により、安心で快適な暮らしを実現します。
⚪︎新築大規模マンションへIPインターホンを導入した事例
最新の設備を導入し入居者を獲得したい新築マンションでは、高度なセキュリティと利便性を実現するIPインターホンを導入しました。IPインターホンの導入により、エントランスのオートロック化やモニターを通じた映像通話、映像記録はもちろん、遠隔操作や不在時の来訪者対応が可能となり、最新のセキュリティと利便性を実現することができています。共働き世帯においては、職場から子どもの帰宅を確認し遠隔操作で解錠できるため、便利なうえに安心感の高まりにもつながりました。常にインターホンの呼び出しをスマホから確認できるため、子どもや高齢者のみが在宅する時間を狙った強盗などの被害に合うリスクも低減し、安心な暮らしを実現しています。セキュリティと利便性はマンションの購入や住み替え時に重視される点であり、近隣物件との差別化を図ることにもつながりました。また、この先予想される新たな設備の導入においても、IPインターホンであれば柔軟に連携し対応できるため、安心です。
⚪︎築古マンションへIPインターホンを導入した事例
築古マンションでは、近隣物件と差別化を図り、入居率を高めることを目的にIPインターホンが導入されました。築古マンションは、モニター機能のないアナログインターホンが広く利用されていますが、IPインターホンの場合はモニター機能、映像録画機能、遠隔操作機能、簡易入退室管理といったセキュリティ性の高い機能の利用が可能です。これらの機能により、築古マンションのセキュリティを高めることにつながっています。居住者はスマホからいつでも・どこでも来訪者の映像確認や通話、解錠が可能なため、セキュリティと利便性を同時に高めることが実現しました。また、一般的に築古マンションでインターホンをリニューアルする場合、機器代金と工事費用といったコストが生じます。とくに、従来のアナログインターホンの後付けにおいては、マンション全体の配線工事が必要となることもあり、多額なコストと時間が必要になるのが一般的です。そこで、配線工事・電源工事不要で取り付け可能なIPインターホンを採用した築古マンションでは、コストをおさえて確実なセキュリティ強化を実現することができました。

◎まとめ
IPインターホンをマンションに導入することで、セキュリティを強化し安全な暮らしを実現することが可能です。さらに、遠隔操作や外部機器との連携により居住者の利便性も高まり、快適な生活の実現にも貢献します。GIGA-TECHのIPインターホンは、シンプルな操作性で使いやすく、さまざまな年齢層が居住するマンションへの導入も最適です。PoE給電対応、専用サーバー不要で設置費用もおさえて導入できます。IPインターホンの導入に関するご相談は、GIGA-TECHまでお問い合わせください。




