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GIGA-TECH のIPインターホン
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コラム

マンションにおけるIPインターホンの最適な選び方

  • 執筆者の写真: enari hisashi
    enari hisashi
  • 10月6日
  • 読了時間: 15分

従来のインターホンには不可能な遠隔操作や外部機器との連携を可能とするIPインターホンをマンションへ導入することは、住民の安心で快適な暮らしに直結します。しかし、IPインターホンの選び方を誤ると十分な効果を得られません。IPインターホンの防犯性や操作性、将来の拡張性まで考慮した選び方が重要です。そして、マンションのタイプや居住者のニーズに応じたIPインターホンを選ぶことで、セキュリティと利便性の高い実用的なIPインターホンシステムを構築できます。


◎マンションで導入が進むIPインターホンの特徴

近年、従来のアナログなインターホンからIPインターホンへ切り替えるマンションが増加しています。その背景にあるのが、セキュリティ意識の高まりや、インターネットを活用した新しい暮らしのニーズです。そもそもIPインターホンとは、通信にインターネットプロトコル(IP)を利用した次世代のインターホンを指します。従来のインターホンとIPインターホンの大きな違いは、通信の方法です。従来のインターホンといえば、専用の配線を用いて機器同士で映像や音声の通信を行っていました。そのため、機器の増設や機能の拡張にも制限があるのが特徴です。これに対し、IPインターホンはLAN配線やWi-Fiといったネットワーク設備を利用し通信を行います。この通信の仕組みにより、柔軟な設置や機器の増設、機能拡張が可能です。敷地が広く出入り口が複数あるような大規模マンションでも柔軟に対応でき、住戸数や共用部の増設に合わせてシステムを調整しやすいといった特徴があります。IPインターホンは従来のインターホンとは異なり、来訪者の呼び出しに対応できるのは専用の室内モニターだけではありません。来訪者がIPインターホンから呼び出しを行えば、入居者はIPインターホンと連動したスマホやPCから映像や音声を確認できます。通信はインターネットを経由することで、外出先から来訪者に応答することも可能です。これにより、急な宅配業者への対応や不在時の来客確認など、利便性を大きく高めます。入居者にとって日常的な利用価値が高く、マンションの付加価値向上にもつながる仕組みです。また、IPインターホン導入により、建物のセキュリティが強化されるのも特徴です。最新のIP技術を取り入れたIPインターホンの多くは、スマホとの連携による遠隔操作、高品質な映像や音声の通信、録画、入退室管理機能など、多彩な機能を搭載しています。居住者はいつでもどこでも誰がインターホンを鳴らしたか手持ちのスマホから映像で確認できるうえ、不審者の記録を残せることで犯罪抑止効果も期待できるのが特徴です。また、IPインターホンはスマホやPCだけでなく、既存のセキュリティ設備やシステム、スマートホーム家電とも連携できます。マンションにおいては、防犯カメラや入退室管理システムと連携させることで、セキュリティを一元的に管理することも可能です。通信技術の発展に伴い、IoT機器導入やスマートホーム化など、さらなる変化が予想されますが、IPインターホンであればこれらに合わせて機能を拡張できる柔軟性もあります。さまざまな機器と連携し、より便利でセキュリティ性の高い快適な生活の実現が可能です。このように、IPインターホンは単なる来訪者対応を目的とした通話機能にとどまらず、マンションのインフラとして長期的に活用できるシステムといえます。こうした特徴から、マンションの安全性・利便性・資産価値を高める重要な設備として導入が進んでいます。


◎マンションのタイプ別にみるIPインターホンの選び方

マンションのセキュリティや利便性を高めるために導入されるIPインターホンですが、マンションの規模や築年数、オートロックの有無といったマンションのタイプごとに最適な選び方をすることが重要です。たとえば、築年数が経過したマンションでは、既存の配線設備をいかせるかどうかや、IPインターホン設置までに要する時間や費用といった点が選び方のポイントとなります。ネットワーク通信を行うIPインターホンを後付けする場合、築年数の古いマンションであっても既存のLAN配線やインターネット設備を利用することが可能です。PoE給電対応のIPインターホンであれば、導入の際に電源工事をする必要もありません。既存のLAN配線を利用し、IPインターホンが作動する電力を供給することができます。通信には既存のインターネットインフラを利用可能です。このように、築年数が古い場合でも、すでにLANやWi-Fiといった設備があれば、工事費用と時間をおさえてスピーディに導入できます。インターネットインフラが整備されていない場合は、LAN配線や通信環境を整備する必要がありますが、デジタル化が進む現代においては、ネットワーク設備を整備するだけで入居者からの評価もあがるといったメリットがあります。そのため、費用対効果は高いといえます。また、ネットワーク通信を行うIPインターホンは、建物全体の配線工事が不要で導入できるため、施工も簡単です。築年数が古いマンションや、コストをおさえてセキュリティを強化したいマンションに最適といえます。また、ファミリー向けマンションにおいては、子どもや高齢者が使いやすい操作性が選び方のポイントとなることもあります。セキュリティや利便性を高めるために導入したIPインターホンであっても、複雑な設定や登録、操作を要する場合、限られた人しか使いこなせないといった可能性もあります。そのため、幅広い年齢層が住むファミリー向けマンションにおいては、とくに操作性が選び方のポイントです。加えて、エントランスやオートロックの有無によってもIPインターホンの選び方が異なります。エントランス扉がオートロックの場合は、オートロックとIPインターホンが連動可能か、解錠方法は何を利用できるかといった点が選び方のポイントです。解錠方法によっては、実現するセキュリティと利便性も大きく変わります。物理的な鍵は複製や盗難による不正使用やピッキングのリスクもある一方で、顔認証や指紋認証といった生体認証に対応しているIPインターホンであれば、複製や盗難、なりすましによる不正侵入は極めて困難です。これにより、セキュリティを格段に強化することができます。また、生体認証は自身の身体的特徴を鍵として利用するため、利便性の高さも特徴です。鍵の管理に関する負担やストレスもなくなります。また、エントランスやオートロックがあるマンションの場合、エントランス用のIPインターホンと、各住戸玄関にはIPドアホン、管理人室には管理用親機、というように、複数の機器を設置し連動させることも可能です。居住者はIPインターホンやIPドアホンと自身のスマホを連動させれば、スマホから来訪者に対応できます。エントランスにオートックがない場合は、各住戸玄関で直接来訪者に対応するため、IPドアホンのセキュリティ機能や解錠方法が重要な選び方のポイントとなります。IPドアホンが高品質な映像通話や録画機能、多彩な解錠方法を利用できるものであれば、オートロックがなくてもセキュリティを高めることが可能です。また、高層マンションや大規模マンションでは、複数の出入り口やエレベーターとの連携が可能かどうか、接続台数に制限はないかなども選び方のポイントとなります。外部機器とIPインターホンが連携することで、よりセキュリティを高めるだけでなく、管理運用の効率化も可能です。接続台数に制限のないIPインターホンであれば、複数の出入り口を一括管理することもできます。管理は離れた場所からでも行えるため、効率性も高まります。また、ハイクラスマンションでは、IPインターホンの機能性はもちろん、デザイン性も選び方のポイントとなります。マンションをより魅力的に演出するデザイン性が導入の決め手となることも少なくありません。このように、IPインターホンの選び方においては、単に最新機能の有無だけでなく、マンションの規模やタイプに応じた選び方が重要です。住民のライフスタイルやセキュリティ意識を踏まえたうえで、最適な選び方を見極める必要があります。これにより、実用的で利便性の高いIPインターホンシステムの構築が可能です。


◎入居者ニーズに応じたIPインターホンの選び方

マンションへIPインターホンを導入する場合、入居者のライフスタイルや求めるセキュリティレベルに応じた選び方も重要です。たとえば、日中留守にしがちな単身者が多いマンションでは、不在時に訪問者をスマートフォンで確認できるかどうかが選び方のポイントとなります。IPインターホンとスマホが連携することで、外出中でも来訪者に応答できる機能や、遠隔操作でオートロックの解錠ができる機能を備えたIPインターホンを選ぶことで、留守にしがちな単身者世帯の利便性も安心感も安心高まります。エントランスにオートロックがあるマンションであっても、IPインターホンとオートロックが連携すれば遠隔操作でどこからでも解錠することができ、急な宅配業者にも自宅前に置き配を依頼することができます。これにより、単身者特有の荷物受け取りに関するストレスを低減し、再配達依頼の手間や外出時間の調整も必要なくなります。一方で、子育て世帯が多いマンションでは、IPインターホンの操作が直感的でわかりやすいことや、複数人が同時に利用できるといったニーズが選び方のポイントです。IPインターホンと複数台のスマホやPCが連携できることで、家族全員が来訪者に対応できる環境を整えることができます。操作性がシンプルであれば、子どもや高齢者も使いやすく安心です。また、セキュリティ意識が高いマンションでは、防犯カメラやオートロックとの連携、IPインターホンが対応する認証方法も選び方のポイントです。IPインターホンと防犯カメラが連携すれば、IPインターホンの呼び出し時、防犯カメラの映像を自動で録画したり、スマホやPCで防犯カメラの映像を切り替え確認しながら対応するといった使い方ができる場合もあります。また、解錠の際に利用できる認証方法は導入するIPインターホンによって異なり、ICカードや暗証番号といった代表的な認証方法に加えて、とくにセキュリティ性が高いのが生体認証です。生体認証を利用できるIPインターホンを取り付けておけば、事前に登録された生体情報を持つ本人しか解錠できません。なりすましによる不正な侵入を防ぎ、マンションのセキュリティを高めることが可能です。また、利便性を重視するマンションでは、来訪者用のワンタイムパス発行機能の有無も選び方のポイントです。日時を指定し一次的な使用を許可した認証方法を来訪者に発行しておけば、居住者が対応しなくても来訪者自身が解錠できます。一次的な利用を許可した認証方法のためセキュリティ面も問題ありませんが、誰がいつ入室したかを記録する入退室管理機能を搭載したIPインターホンであれば更に安心です。加えて、コストを重視する入居者が多いマンションでは、IPインターホン導入に専用サーバーや室内モニターが必要かどうかも選び方のポイントとなります。機器同士が直接通信を行うP2P方式のIPインターホンであれば、サーバー不要で利用できるため、導入コストを大幅におさえることが可能です。サーバーが不要なぶん、管理・運用にかかる費用も削減できます。また、宅内に専用モニターを設置せず、居住者のスマホと連携できるIPインターホンを選べば、機器代金や設置費用も削減可能です。入居者やマンション管理者の金銭的な負担は少なく、マンションのセキュリティや利便性を高めることができます。このように、マンションへIPインターホンを導入する場合、入居者のニーズに応じた選び方も重要です。入居者のニーズに応じたIPインターホンの選び方をすることで、満足度の高い住環境を実現できます。ニーズに応じた最適なIPインターホンの導入は、快適で安全な暮らしに貢献し、マンション全体の価値向上にもつながる仕組みです。


◎導入シーンに応じた最適な選び方ができるGIGA-TECHのIPインターホン

GIGA-TECHのIPインターホンは、最新のIP技術を搭載しながらも使いやすさが特徴です。エントランス用IPインターホンや、各住戸玄関に設置可能なIPドアホンがあり、導入マンションの環境や居住者のニーズに応じた選び方ができます。


⚪︎オートロックと連動可能なエントランス用IPインターホンPE01

GIGA-TECHのIPインターホンPE01は、シンプルな操作性と使いやすさが特徴のエントランス用IPインターホンです。マンションエントランスのオートロックと連動し、居住者はスマホから遠隔操作で解錠もできます。居住者は不在であっても宅配業者や来訪者に対応できることで、利便性の高まるシステムです。PE01をエントランスに設置後は、居住者自身のスマホに専用アプリをインストールすれば、すぐにIPインターホンシステムとして活用可能です。複雑な設定や登録はありません。操作もシンプルで簡単なため、幅広い年齢の方に使いやすいIPインターホンといえます。そのため、操作性を重視したIPインターホンの選び方をする場合に最適です。居住者自身がPE01と連動したオートロックを開錠する際は、QRキー、専用ICタグキー、暗証番号、顔認証といった多彩な方法を利用できます。いずれの認証方法も、物理的な鍵と比較しセキュリティ性の高さが特徴であり、不正侵入に対する抑止効果が期待できるのも魅力です。また、居住者は専用アプリをインストールしたスマホから、来訪者用QRコードの発行もできます。利用可能な日時を設定したQRコードを来訪者に共有しておけば、来訪者自身がQRコードをかざして解錠することが可能です。簡易入退室管理機能を搭載し、入退室の記録はスマホから確認することもできるため、セキュリティ面も安心です。建物のセキュリティ強化と居住者の利便性を両立したいといったニーズに応じた選び方をする場合に、最適なIPインターホンといえます。また、コスト面を重視した選び方をする場合にも、IPインターホンPE01が対応します。導入の際、専用サーバーや配線工事、宅内工事は不要です。導入するマンションにLANやWi-Fiといった設備がある場合、既存の設備を利用し取り付けすることができます。IPインターホンPE01が動作するための電力は、LANケーブルから確保することが可能です。そのため、電源工事は必要ありません。通信環境が整えば、設置後すぐに居住者のスマホと連動したIPインターホンシステムとして利用できます。居住者自身のスマホを親機として利用できるため、宅内に専用モニターを導入する必要もありません。必要機器や工事を最小限に、導入費用をおさえることが可能です。また、専用アプリは各住戸最大8人まで登録でき、4人まで呼び出しが可能です。ファミリー向けマンションにおいて、複数の家族がスマホから対応したいといったニーズに応じた選び方をする場合にも、十分に対応できるIPインターホンです。


⚪︎オートロックがなくてもセキュリティを強化するIPドアホンPD01

エントランスやオートロックのないマンションでは、各住戸玄関に設置可能なIPドアホンPD01が最適です。IPドアホンPD01は従来のドアホンと異なり、高品質な映像通話やスマホとの連携、遠隔操作など、セキュリティ性の高い機能を利用できるのが特徴です。そのため、共用部の防犯設備がないマンションのセキュリティを高めたいといったニーズに応じた選び方をする場合に最適なドアホンといえます。GIGA-TECHのIPドアホンPD01を各住戸玄関へ設置すれば、居住者は自身のスマホにインストールした専用アプリから来訪者対応を行うことができます。通信はインターネットを経由することで、外出中でもリアルタイムに来訪者対応可能です。これにより、不在時のセキュリティは格段に高まります。録画機能も搭載しているため、不審者来訪時には映像を証拠として残すことも可能です。搭載するカメラは100万画素のHDセンサーであり、不審者の顔も鮮明に確認することができます。水平120度の広角レンズに加え、LED補助照明も備えているため、夜間や暗所でもしっかり撮影可能です。昼夜問わず鮮明な画像で来訪者を確認できるため、誰でもマンション内に立ち入ることができるエントランスオートロックのないマンションのセキュリティ強化に最適なシステムといえます。また、各玄関の鍵が電気錠の場合、遠隔操作でスマホから解錠することもできます。居住者自身はICカードやQRコード、アプリ、専用ICタグキーを利用し解錠可能です。IPインターホンPE01と同様に、専用アプリから来訪者用QRコードの発行もできます。家族や友人が来訪する際や、長期不在で家の管理を頼みたいときなど、一次的な利用を許可したQRコードを発行しておけば、居住者が対応しなくても入室することが可能です。このように、従来のドアホンとは異なる多様な機能でセキュリティと利便性を高めるのがGIGA-TECHのIPドアホンPD01です。最新のセキュリティと利便性により、オートロックがなくても近隣物件との差別化が可能であり、入居率の低下を防ぐ効果も期待できます。


⚪︎アナログ鍵に最適なPD01と指紋認証リーダーKJ3400Fの組み合わせ

各住戸の玄関鍵が従来のアナログタイプの場合には、IPドアホンPD01と指紋認証リーダーKJ-3400Fの組み合わせが最適です。指紋認証リーダーKJ-3400Fは、高精度に指紋を読み取り正確性の高い本人確認を行う指紋認証機器です。事前に登録された指紋と、認証機器に置かれた指から読み取った指紋を照合し、本人確認を行います。認証速度は5,000ユーザーまでは0.1秒と高速であり、利便性の高さも特徴です。指紋は1人ひとり異なる生体情報であるため、なりすましによる不正は極めて困難です。そのため、各住戸玄関の解錠に指紋認証の電気錠を導入しておけば、建物のセキュリティは格段に高まります。より高度なセキュリティと利便性の両立を重視しIPドアホンの選び方をする場合、最適な組み合わせといえます。指紋認証の電気錠とIPドアホンPD01を連動させれば、居住者は専用アプリから解錠することも可能です。外出中であっても、来訪者に対応し、遠隔操作で解錠することもできるようになります。自身や家族が入室する際は、指紋認証を利用し解錠します。物理的な鍵を持ち歩く必要もなく、自身の指が鍵となるため紛失や盗難の心配をする必要もありません。複製や模倣が困難な生体認証を利用することで、不正侵入のターゲットとなるリスクも低減できます。また、アナログな錠前を残しておけば、万が一電気錠が解錠できない場合もアナログ鍵を利用し解錠できるので安心です。建物のセキュリティを重視するマンションにおいては、最適な組み合わせといえます。


◎まとめ

マンションにおけるIPインターホン導入においては、マンションのタイプや居住者のニーズに応じた選び方が重要です。求めるセキュリティや利便性を考慮し、最適なIPインターホンを導入することで、居住者の安全で快適な暮らしにつながります。GIGA-TECHのIPインターホンは、最新のIP技術を取り入れながらも使いやすさが特徴のIPインターホンです。IPインターホンの選び方や取り付けに関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

 
 
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