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GIGA-TECH のIPインターホン
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コラム

セキュリティ性の高いIPインターホンによる集合住宅の安全対策

  • 執筆者の写真: enari hisashi
    enari hisashi
  • 4 日前
  • 読了時間: 11分

集合住宅では、セキュリティ対策の重要性が年々高まっていると同時に、防犯性に優れたIPインターホンの導入が進んでいます。高齢者の単身世帯や共働き家庭が増加する現代では、従来の設備では防犯機能が不十分に感じる場合があります。IPインターホンは従来型インターホンにあるセキュリティの不安を減少し、来訪者の的確な対応が可能です。なかでも顔認証機能搭載のIPインターホンは、高精度な本人認証機能によりセキュリティを大きく向上させるとともに、遠隔操作で利便性も大きく向上します。

 

◎IPインターホンを必要とする集合住宅の現状

近年、集合住宅における防犯や利便性に対するニーズが高まる中、従来型インターホンのセキュリティ低下が懸念されています。そこで、集合住宅のセキュリティを高めるために従来型から交換されるのがIPインターホンです。従来型のインターホンは、画質の悪さや映像機能の不十分さなどがあり、セキュリティ低下につながります。従来型はIPインターホンとは異なり、モノクロ映像や低解像度のカメラが使われていることが多く、来訪者の顔や身なりがはっきりと確認できません。そのため、不審者が一時的に身元を偽って訪問した場合でも、IPインターホンのように正確な情報を取得するのは困難です。IPインターホンのような録画やデジタル技術がない機種も多く、トラブルが発生した際に集合住宅へ「誰がいつ来たのか」を確認するセキュリティ機能がありません。オートロック機能がない集合住宅では、インターホンで来訪者を確認した後に手動で鍵を開ける必要があり、不在時の訪問対応やセキュリティ面で大きな不安要素となります。とくに、女性の一人暮らし世帯や子どもが在宅中の家庭では、セキュリティ性が低い従来型インターホンでは不安です。こうしたセキュリティ面の懸念に加え、居住者層の変化もIPインターホンの導入につながる理由です。単身高齢者の増加もあり、家族が遠方に住んでいる高齢者にとって、誰が訪ねてきたかを瞬時に判断するのは簡単ではありません。音声だけのインターホンでは不安を感じやすく、映像確認ができるセキュリティ機能付きのIPインターホンが必要となります。また共働き世帯の増加により、日中に留守となる家庭が多く、子どもが一人で留守番をするケースも増えています。こうした家庭では、来訪者の確認や応対をIPインターホンで行い、より慎重にセキュリティ管理を行うことが必要です。さらに、宅配業者や訪問業者の出入増加も、集合住宅におけるIPインターホン設備の重要性を高めています。近年は、宅配便の利用頻度が大幅に上昇し、再配達が頻繁に発生することで管理者の業務負担も増加しています。こうした現状において、訪問時の映像記録や不在時の通知機能が備わったIPインターホンがあれば、再配達の削減や防犯面の向上も可能です。

 

◎集合住宅におけるIPインターホン導入のセキュリティ効果

集合住宅のセキュリティ対策として、顔認証機能を搭載したIPインターホンがあります。IPインターホンとは、インターネット回線を利用して映像や音声を送受信するインターホンです。複数の人が出入りする集合住宅では、不審者の侵入やトラブルを未然に防ぐため、IPインターホンを活用するケースが増えています。IPインターホンを活用することで、「誰が集合住宅の住人なのか」を明確に識別することが可能です。このIPインターホンのセキュリティ面における最大の特長は、顔認証の精度の高さにあります。暗証番号やカードキーのみの施錠は、他人への不正な貸与や盗難・紛失のリスクがあり、万全なセキュリティ対策とはいえません。とくに、集合住宅のような不特定多数の人が訪れる場所では、こうしたアナログな手段ではセキュリティ確保に限界があります。一方で、顔認証付きのIPインターホンは、顔の特徴的なパーツをもとに高精度な照合を行い、登録された本人と認証された場合のみ解錠される仕組みです。静止画や写真をかざしても突破できないよう、立体認識や瞬きなどの動きも含めて判断されるため、なりすましや偽装による不法侵入を防ぐ高度なセキュリティ性能を備えています。顔認証付きIPインターホンは、集合住宅への入退室履歴をクラウド上に自動記録できます。IPインターホンのデジタルクラウドで入室者や時間などの情報を記録することで、不審な動きがあった際にはすぐに確認可能です。集合住宅の敷地内でトラブルが発生した場合にも、IPインターホンの履歴で人物を特定できるため、原因の究明や対応がスムーズになります。防犯カメラと違い、顔認証付きのIPインターホンは「解錠した本人」を特定できる点で、より信頼性の高いセキュリティ管理が可能です。IPインターホンは、録画された映像だけでなく、解錠者の情報がデータとして残ります。これは、管理会社にとっても防犯対応の効率化や証拠保全といった点でメリットです。顔認証付きのIPインターホンは、集合住宅全体の防犯体制をレベルアップさせる役割として有効的です。さらに、IPインターホンには、高画質カメラと音声機能も搭載されており、来訪者対応の安全性も向上します。IPインターホンのカメラは画質が鮮明なため、訪問者の顔や服装を明確に確認することができ、相手が誰かわからないまま解錠してしまうといったリスクは最小限です。このように、顔認証機能付きIPインターホンは単なるインターホンではなく、集合住宅全体のセキュリティ基盤を強化する役割を担います。

 

◎IPインターホンと連動するセキュリティ機能

IPインターホンのセキュリティ性能に通じる大きな特長のひとつに、スマートフォンやPCなどのデバイスと連携できる遠隔対応機能があります。従来のインターホンは、集合住宅の住戸内モニターや受話器でしか応対できず、在宅時のみ来訪者の応対が可能でした。それに対し、IPインターホンはインターネットを活用することで、時間や場所に縛られない来訪者対応が可能になります。IPインターホンは、専用のアプリをスマホやタブレット、PCにインストールすることで遠隔地にいても来訪者の確認・通話・解錠が行えます。たとえば外出先で買い物をしているときや会社に出勤しているとき、旅行中で自宅を離れているときでも、リアルタイムに集合住宅の玄関先の映像と音声をIPインターホンで確認し、必要に応じて対応できます。このIPインターホンの機能は、建物のセキュリティだけでなく生活における利便性も大きく向上させます。宅配便の再配達依頼が多い集合住宅の家庭では、遠隔からの応対によってその場で配達員に指示を出すことができます。これにより、不在に伴う再配達依頼も必要ありません。また、IPインターホンと連動したアプリは家族で共有することができるため、自分が手が離せないときでも、ほかの家族が代わりに対応することができます。IPインターホンは来訪者をリアルタイムで通知してくれるプッシュ機能を備えており、アプリを開いていなくてもスマートフォンに通知が届きます。これにより、不審な人物が訪れた際にも即時に確認・応対ができ、トラブルを未然に防ぐことが可能です。また、アプリ上ではIPインターホンを鳴らした来訪者の履歴を確認することで、セキュリティ向上につながります。IPインターホンの録画映像や記録されたセキュリティデータを後から見直すことで、来訪者の不審な動きをチェックすることも可能です。さらに、IPインターホンはほかのスマートホーム機器との連携によって、その機能を拡張することができます。たとえば、IPインターホンとスマートロックを連携させることで、外出先からでも玄関の施錠・解錠を遠隔操作可能です。同様に、集合住宅の宅配ボックスと連携すれば、解錠指示を出したあと、荷物を宅配ボックスに入れてもらうこともできます。再配達を防止しつつ非対面で受け取りが可能です。さらに、既存の防犯セキュリティシステムと接続し、IPインターホンを中心に集合住宅全体のセキュリティシステムを構築することもできます。このように、IPインターホンはインターネットとアプリを活用することで、安心して住まいを管理・保護できるセキュリティ体制が実現する仕組みです。

 

◎顔認証でセキュリティを高めるIPインターホンPE01

GIGA-TECHが開発しているIPインターホンPE01は、生体認証技術のひとつである顔認証を使ってドアを解錠し、集合住宅のセキュリティを飛躍的に高めるIPインターホンです。IPインターホンPE01は、不特定多数の人が出入りする集合住宅のセキュリティ対策として、不法侵入リスクを大幅に軽減します。IPインターホンPE01の特徴である顔認証は、集合住宅に住む住人の顔を事前に登録しておけば、カメラに顔を向けるだけでドアが自動的に解錠される仕組みです。そのため、鍵やカードを持ち歩く必要はありません。顔認証は盗難や紛失のリスクもないため、セキュリティ性が極めて高いことがメリットです。さらに、IPインターホンPE01は顔認証だけでなく、暗証番号や専用ICカード、QRキーやスマートフォンアプリなど複数の解錠方法に対応しています。これらの解錠方法が搭載されていることで、住人それぞれの生活スタイルや年齢、使いやすさに応じた柔軟なセキュリティ運用が可能です。IPインターホンPE01にはさらに便利な機能として、ワンタイム「来訪者用QRコード」発行機能も搭載されています。この機能は、宅配業者や一時的な来訪者に対して、一定時間内だけ有効なQRコードタイプの鍵を発行できるというものです。時間や回数で制限されたアクセス権限として発行できるため、セキュリティ性を損なうことなくスマートな訪問対応が実現します。また、IPインターホンPE01は通信の安定性にも優れており、訪問者との通話もスムーズで、リアルタイムな対応が可能です。高画質な映像とクリアな音声により、相手の顔や声をしっかり確認できる点は、集合住宅にとって非常に重要なセキュリティ対策となります。IPインターホンPE01導入後は、専用のアプリをスマートフォンやタブレットにインストールしておけば、外出中であっても訪問者の確認・通話・解錠ができます。アプリはiOS、Androidの両方に対応しており、多くのスマートデバイスに対応可能です。操作性においても、メニュー画面はシンプルで操作方法がわかりやすく、機械の操作が苦手な方でも簡単に使えます。顔を向けるだけでドアが開く仕組みは、鍵を探したり暗証番号を入力したりといった手間を省き、スムーズな入室を可能にします。

 

◎入退室の多い集合住宅におけるIPインターホン導入事例

優れたセキュリティ機能を持つIPインターホンを集合住宅に導入することは、住人の安心な生活につながります。

 

⚪︎築年数が古い集合住宅へIPインターホンを導入

築20年を超えるような集合住宅では、インターホン設備そのものの老朽化が進んでいるケースが多く見られます。古い設備では、映像の乱れや音声が途切れるトラブルが頻発し、操作系の不具合も珍しくありません。また、古くなったインターホンは修理や部品交換での対応が難しい場合もあります。このような場合、IPインターホンの導入により、セキュリティ向上はもちろん、集合住宅の新規入居者増加にもつながります。また、IPインターホンは管理会社側の利便性も大きく向上させることが可能です。クラウド上で入退室履歴を一括管理できるため、集合住宅施設内でのトラブル対応もスムーズにできます。防犯カメラと連携すれば不審者の特定にも役立ち、効果的なセキュリティ設備として利用可能です。

 

⚪︎オフィス兼用型の集合住宅へIPインターホンを導入

オフィスやテナントが併設されている集合住宅では、日常的に外部業者や取引先など多くの人が出入りするため、セキュリティ管理が非常に複雑になります。来訪者の入退室管理が徹底されていないと、建物全体が常時解錠状態となってしまい、セキュリティが著しく低下するリスクもあります。そこで、オフィス兼用型集合住宅では、顔認証機能付きIPインターホンを導入しました。顔認証付きIPインターホンにより、「誰が・いつ・どこから入ったか」の情報が自動で記録・蓄積され、管理者がリアルタイムで出入り状況を把握できる環境が整いました。顔認証機能付きのIPインターホンにより、テナント従業員と住民のアクセスを明確に区別でき、共有エリアの安全性も確保されています。また、急な来訪者や一時的な業者対応には、時間や回数を制限した「来訪者用QRコード」の発行機能が有効的です。この機能により、特定の時間帯だけ建物へのアクセスを許可することができるため、セキュリティを維持したまま柔軟な対応が可能となります。

 

◎まとめ

IPインターホンは、集合住宅のセキュリティ強化を後押しするだけではなく、住民の利便性や安心感を高め、満足度の向上にも大きく貢献します。クラウド上での入退室履歴管理、スマホアプリとの連携による遠隔操作など、従来型インターホンでは実現できなかった機能を多数搭載しています。顔認証付きのIPインターホンは、築年数の経った集合住宅や入退室の多い集合住宅であっても、防犯性と利便性の両立が可能です。セキュリティ性が高く、現代の多様化した暮らしに最適なIPインターホン導入はGIGA-TECHまでご相談ください。


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