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GIGA-TECH のIPインターホン
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コラム

既存のインターホンからIPインターホンへのリニューアルで得られるセキュリティ強化

  • 執筆者の写真: enari hisashi
    enari hisashi
  • 3月3日
  • 読了時間: 13分

更新日:5月2日


暮らしに欠かせないインターホンは、長期間の使用により故障や不具合が生じるリスクが高まります。そのため、定期的なリニューアルは避けられません。しかし、リニューアルには多額のコストが伴うことが課題です。そこで、近年多くの建物がリニューアル時に採用するのがIPインターホンです。IPインターホンはコストをおさえて最新のセキュリティと利便性を実現する次世代のインターホンといえます。従来型インターホンには不可能な機能で、居住者の安全で快適な暮らしをサポートします。


◎インターホンリニューアルの必要性

現代のインターホンは来訪者の存在を知らせるだけでなく、建物の防犯性や利便性を高める重要な設備のひとつです。暮らしにとって欠かせないシステムといえます。インターホンは、24時間365日稼働しさまざまな人が操作しするため、長期間の使用による機器の摩耗や劣化は避けられません。定期的なメンテナンスや修理を行うことで長期間使用できますが、一般的には15年を目安にインターホンをリニューアルすることが推奨されています。その理由は、15年程度経過したインターホンは経年劣化に伴い故障や不具合といったトラブル発生リスクが高まるためです。よくあるトラブルといえば、インターホンのボタンを押しても反応しない、来訪者対応時の音声や映像の乱れ、オートロックが開かないなどがあげられます。インターホンが故障し使えなくなった場合、部外者が建物内に侵入できる状態になったり、来訪者の存在を知ることができなくなる事態が起こります。建物の防犯性と利便性は損なわれ、住民の安心で快適な暮らしは維持できません。故障や不具合といったトラブルは、インターホン取り付けから15年程度で増加するため、その前にリニューアルすることが重要です。リニューアルにより、住民の安全で快適な生活を維持することができます。ただし、従来リニューアルには多額のコストが生じます。そのため、修理で対応したいと考える建物管理者も少なくありません。しかし、15年以上経過したインターホンは修理に必要な部品や基盤が手に入らず、修理できない場合があります。インターホンの修理ができず、インターホンが正常に動作しない時間が長く続けば、空き巣や強盗など犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。それと同時に住民の不満は募り、入居率や退去率にも影響を及ぼしかねません。インターホンは暮らしに欠かせない設備だからこそ、不具合により何らかのトラブルが発生する前にリニューアルすることが推奨されます。技術の発展と共に高性能かつ多機能に進化しているインターホンへリニューアルすれば、建物の防犯性や利便性、価値までも高めることが可能です。集合住宅においては、最新のセキュリティや利便性を実現するインターホンへのリニューアルは居住者に対するアピールポイントとなり、空室対策にもつながります。セキュリティや利便性は入居率を左右する重要な条件です。古築マンションやアパートであっても、最新インターホンへのリニューアルによりセキュリティと利便性を強化することができれば、入居率を高めることも可能です。また、近年はIPインターホンのような取り付けコストをおさえて最新のセキュリティと利便性を実現するインターホンも登場しています。そして、多くの建物がIPインターホンへのリニューアルにより、高度なセキュリティ環境と高い利便性を実現しています。


既存のインターホンからIPインターホンへのリニューアルで得られるセキュリティ強化

◎インターホンリニューアルに従来型インターホンを採用するデメリット

従来型インターホンとは、アナログな配線で住戸内の親機と玄関先の子機をつないだ一般的なインターホンです。従来型インターホンはチャイム用のコードで機器同士を接続することで、映像や音声などを住戸内の親機に伝えています。オートロック機能がある建物では、エントランスにある集合玄関機、各住戸の子機、親機が接続され、通信を行う仕組みです。通信のための配線と、機器に電力を供給するための配線、この二つのアナログな配線で成り立つのが一般的な従来型インターホンです。従来型インターホンは多くの戸建て住宅や集合住宅で採用されてきました。しかし、リニューアル時に従来型インターホンを採用する場合、多額のコストと時間が生じることや、最新のセキュリティ・利便性は得られない可能性があることを知っておく必要があります。とくにコスト面に関しては、インターホンリニューアルに伴いオートロックの導入も行う場合に注意が必要です。従来型インターホンから従来型インターホンにリニューアルする場合の多くは、既存の配線を使いまわし機器同士を接続することができます。しかし、オートロックを新たに導入する場合は、エントランスに設置した集合玄関機と各住戸の親機を新たに通信用の配線で接続することが必要です。この配線は各フロアの横方向はもちろん、階を跨いで上下方向にも必要となります。つまり、建物全体の大がかりな配線工事です。これにより、高額な工事費用が発生します。さらに、宅内工事が必要なため各住戸の居住者と日程を調整することも必要です。インターホンシステムリニューアル終了までに1週間以上の時間を要することも珍しくありません。工事中はインターホンシステムを活用できず、訪問者の対応ができないだけでなく部外者が建物内に侵入しやすい状況となり、セキュリティも利便性も低下してしまいます。アナログな配線で接続された従来型インターホンシステムは、多額のコストをかけてリニューアルしてもいつまで使い続けられるかわからないといった懸念があります。建物全体がひとつのシステムとなるため、住戸機器のどれかに不具合が生じてもシステム全体を交換しなければいけない場合があるためです。また、アナログな配線を用いて通信を行うため、他システムやスマホなどのデバイスと連携することはできません。デジタル化が進む現代のニーズに合った使い方は不可能といえます。将来的に新たなシステムを導入する際も連携できず、柔軟性や拡張性に制限があります。そして、アナログな従来型インターホンは、来訪者に対応できるのは住戸内親機のみです。不在時に不審者が来訪しても気づくことはできません。不在時に宅配業者が訪れれば、帰宅後に再配達を依頼する手間もかかります。宅配時間を気にして外出を控えたり、急いで帰宅したりといった事態も生じます。これでは、最新のセキュリティと利便性とはいえません。近年は不在時の来訪者対応や外部機器との連携を可能とするIPインターホンも登場し、リニューアルインターホンとしてIPインターホンを採用する事例も増えています。


既存のインターホンからIPインターホンへのリニューアルで得られるセキュリティ強化

◎急速に普及が高まるIPインターホンの特徴

インターホンリニューアルにより建物のセキュリティや利便性のアップグレードを望む場合、従来型からさらに進化したIPインターホンが最適です。IPインターホンとは、IPネットワークを利用して機器同士の通信を行うインターホンです。IPインターホンは従来型インターホンと異なり、アナログな通信線を使わずにネットワークを通じて音声や映像を通信します。この通信の仕組みにより、アナログな従来型インターホンには不可能な機能を実現したのがIPインターホンです。まず、IPインターホンは外出先からも映像確認や音声通話、遠隔操作でオートロック解錠が可能です。IPインターホンをエントランスに設置した場合、来訪者の映像や音声はデジタル情報に変換され、IPネットワークを利用し通信を行います。通信はインターネットを経由することで、外出先からもお手持ちのスマートフォンで来訪者対応できる仕組みです。IPインターホンは、スマホなど機器が互いに接続され情報をやり取りできるネットワークを利用するため、スマホ以外にもスマート家電や既存の防犯機器など、さまざまなデバイス・システムと連携できる機器もあります。また、IPインターホンの多くは、モニターによる映像通話、映像録画機能、オートロック対応など多様な機能を搭載しています。解錠方法も従来の物理的な鍵ではなく、ICカードや暗証番号、顔認証などを用いて解錠できる製品もあります。これらの認証方法は、従来の物理的な鍵と比較し、複製や盗難のリスクが低くセキュリティ性の高さが特徴です。このように、IPインターホンは従来型とは異なる通信の仕組みや解錠方法により、建物のセキュリティと利便性を飛躍的に向上させるインターホンです。IPネットワークを利用した通信は拡張性が高く、外部機器と連携することでセキュリティや利便性を高めると同時に、管理運用の効率化も望めます。


◎既存のインターホンをIPインターホンへリニューアルするメリット

従来のインターホンをIPインターホンへリニューアルすることで、最新のセキュリティと利便性を実現し、建物の資産価値を高めることができます。まず、IPインターホンは距離に関係なく離れた場所からでも遠隔で来訪者対応が可能です。インターネット環境さえ整っていれば、外出中でも手持ちのスマホで来訪者の映像確認や音声通話、遠隔操作で解錠もできます。IPインターホンにより、常に誰が来訪したか把握できるだけでなく、外出中でもリアルタイムに来訪者の対応ができるため、不審者に生活パターンを把握される心配もありません。また、不審な人物が外出中に訪れれば、すぐに管理人や警察に通報することもできます。IPインターホンを鳴らした来訪者の音声や映像はデジタル情報に変換されインターネット経由で通信するため、機器との距離に関係なく高品質な映像通話が可能です。これにより、なりすましによる不審者も効果的に見抜くことができます。映像録画機能を搭載しているIPインターホンも多く、来訪者の映像を保存しておくことも可能です。不審者が訪れれば映像を証拠として残し、トラブル防止や早期解決にも役立ちます。このように、外出中でもリアルタイムで来訪者に対応できるIPインターホンは、不審者の侵入を未然に防ぎ、状況に応じて迅速に対応できるのが魅力です。また、IPインターホンは不審者に対応するだけでなく、急な来訪者や宅配業者にも対応します。どこにいてもスマホから映像通話が行えるため、帰宅後に再配達を依頼する手間や、来訪者と連絡を取りなおす手間もなくなります。居住者にとってセキュリティだけでなく利便性においてもメリットがあるインターホンです。さらに、IPインターホンはセキュリティカメラやオートロックと連携し、より高度なセキュリティ環境の構築と管理運用の効率化も図れます。宅配ロッカーやエアコン、照明などのスマート家電との連携も可能です。IPインターホンがより便利で快適な暮らしを実現します。そして、多様な機能で最新のセキュリティと利便性を実現するIPインターホンは、リニューアル費用を削減できるのもメリットのひとつです。IPインターホンの場合、従来のインターホンシステムに必要な配線工事は必要ありません。インターホンリニューアルに伴いオートロック導入を検討する場合も、配線工事が不要な分大幅なコスト削減が見込めます。IPインターホンの電源はシンプルなLAN配線から供給できるPoE給電対応のものが多く、電気工事士による電源工事も不要です。IPインターホンはこの二つの配線工事が不要なことで、従来リニューアルに生じた多額の費用を削減できます。新たなサ-バーも必要ありません。費用をおさえて建物のセキュリティと利便性をアップグレードし、資産価値を高められるのが魅力です。


◎リニューアルにも最適なGIGA-TECHのIPインターホンPE01

GIGA-TECHのIPインターホンPE01は、リニューアルの手間やコストをおさえて建物のセキュリティと利便性をアップグレードできるエントランス用IPインターホンです。PoE給電対応のIPインターホンであり、物理的な通信線を使わずにLANケーブルを介して通信や電源を確保できます。IPインターホンを設置するエントランスにLANが通っている場合、LAN接続工事のみでリニューアルが完了します。これにより、工事の手間やコストは大幅に削減可能です。また、エントランスにIPインターホンPE01を設置した後は、居住者のスマートフォンに専用アプリをインストールします。そうすることで、エントランスのIPインターホンを操作した来訪者の映像や音声はスマートフォンで受信することが可能です。音声での対応や遠隔操作での解錠もスマートフォンから行えます。宅内モニターを設置する必要もなく、宅内工事のため居住者と日程を合わせる手間も時間も必要ありません。専用アプリはiOS版、Android版があり、居住者のスマートフォンに応じてインストール可能です。専用アプリは初期登録が必要ですが、難しい操作はありません。GIGA-TECHのIPインターホンとスマホアプリは、使いやすさを重視しシンプルで簡単な操作が特徴のため、幅広い年齢の方に安心してご利用いただけます。そして、専用アプリをインストールしたスマホから、エントランスに設置したIPインターホンPE01を操作できます。外出中でも来訪者がエントランスのIPインターホンPE01を鳴らせば、お手持ちのスマホに通知が届き、ボタンひとつで映像通話やエントランスオートロックの解錠が可能です。自身が建物内に入室する際は、ICカードや暗証番号、QRコードや顔認証など多様な認証方法を利用できます。ICカードは事前にスマホアプリに登録しておけば、エントランスのIPインターホンPE01にかざすだけで入室が可能です。また、専用アプリから定期訪問者用QRコードやワンタイムQRコードの作成もできます。定期訪問者用QRコードは、曜日や時間を設定し定期訪問者へ共有することで、定期訪問者は毎回インターホンを押さずに共有されたQRコードで入室が可能となります。ワンタイムQRコードは居住者が解錠に必要なICカードを忘れた場合や、一時的な来訪者をスムーズに迎え入れたい場合において役立ちます。どちらのQRコードも限定的な使用を許可した解錠方法であるため、セキュリティ面も安心です。また、GIGA-TECHのIPインターホンPE01には最大30名の入退室記録を管理する機能もあり、誰がいつ入退室したかを正確に把握できるため安全性も高まります。そして、どこにいてもその場で来訪者対応ができる利便性と、常に誰が来訪したのか把握できる安心感、部外者は立ち入ることができないセキュリティ性の高さなど、多くのメリットにより建物の資産価値を高めることが可能です。GIGA-TECHのIPインターホンPE01は、リニューアル時のコストを大幅に削減し、建物の資産価値を高めることができるため、多くの集合住宅で導入されるIPインターホンです。

IPインターホンPE01

◎既存インターホンをGIGA-TECHのIPインターホンPE01へリニューアルした事例

GIGA-TECHのPE01は最新のIP技術を取り入れたIPインターホンでありながら、簡単操作で誰でも使いやすいのが特徴です。そのため、多くの建物がインターホンリニューアル時に採用し、IPインターホンならではの優れたセキュリティと利便性を実現しています。


〇古築マンションでGIGA-TECHのIPインターホンPE01にリニューアルした事例

アナログタイプの従来型インターホンを使用していた古築マンションでは、セキュリティ強化を目的にIPインターホンへリニューアルしました。IPインターホンPE01導入後は、スマートフォンアプリでどこにいても来訪者の映像確認や音声通話ができるようになり、セキュリティも利便性も向上しています。また、従来のアナログインターホンに比べ品質の高い映像で来訪者を確認でき、住民の方からもご好評いただいています。優れたセキュリティと利便性を実現したことで、入居率アップや退去率低減にもつながりました。


〇オートロック導入に伴いGIGA-TECHのIPインターホンPE01へリニューアルした事例

マンションエントランスにオートロックを導入すると同時にインターホンをリニューアルした事例では、コストをおさえてスピーディに取り付け可能なIPインターホンPE01を採用しました。従来の宅内モニターは不要で、居住者のスマホにアプリをインストールするだけで便利なインターホンシステムが完成するため、セキュリティや利便性を損なうことなくスピーディにリニューアルが完了しました。エントランスのオートロック化と共に、居住者はスマホを用いていつどこにいても来訪者の対応ができるようになり、満足度向上につながっています。


既存のインターホンからIPインターホンへのリニューアルで得られるセキュリティ強化

◎まとめ

既存のインターホンをIPインターホンへリニューアルすることで、セキュリティ強化や利便性向上が実現します。セキュリティや利便性の高まりは入居者の満足度向上に直結し、入居率アップや退去率低減など多様なメリットをもたらします。GIGA-TECHのIPインターホンはシンプルな操作で使いやすいため、多くの建物で導入されるIPインターホンです。IPインターホンの新規取付、後付け、リニューアルを問わず、IPインターホンに関するご相談はお気軽にお問い合わせください。



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