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GIGA-TECH のIPインターホン
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コラム

遠隔操作ができるIPインターホンとアナログな従来型インターホンの違い

  • 執筆者の写真: enari hisashi
    enari hisashi
  • 5月26日
  • 読了時間: 11分

更新日:6月8日

インターホンは、来訪者の確認やコミュニケーションに欠かせない重要な役割を担い、近年では従来型インターホンからIPインターホンへの導入が進んでいます。IPインターホンは従来型インターホンとは違い、通信機能や防犯性能が大幅に向上していることが特徴です。インターネットを利用した遠隔操作による外出先からの応対や、高画質映像の確認、家族間で共有できるアプリ連携など、現代の生活に適した機能が充実しています。優れた機能を持つIPインターホンの活用で、セキュリティの高い安全と便利で快適な暮らしにつながります。

◎遠隔操作が可能なIPインターホンと従来型インターホンにおける通信方式の違い

IPインターホンと従来型インターホンにおける違いのひとつに通信方式があります。通信方式の違いは、機能性や利便性に大きく影響し、日常生活における快適さや安全性を左右します。IPインターホンは、インターネット回線(LANやWi-Fi)を利用して動作するのに対し、従来型インターホンはアナログ回線や専用の配線を使用するのが特徴です。この違いが両者の使い勝手や性能に大きな差をもたらします。IPインターホンは、インターネット回線を活用することで、外出先でもスマートフォンやパソコンを使った来客対応が可能です。たとえば、外出中に宅配業者が訪れた場合、スマートフォンから対応できることで再配達の手間を軽減します。IPインターホンはデジタル信号で通信するため、音声や映像の伝達が高速かつ安定しており、クリアな音質や鮮明な映像で来訪者とコミュニケーションが取れます。このことも、アナログ信号で通信する従来型インターホンとの違いです。さらに、IPインターホンは遠隔操作が可能なため、家族それぞれのスマートフォンやタブレットなど複数のデバイスから同時に対応できます。これにより、子どもが留守番中に来客の対応をする必要はなく、外出中の親が自身のスマートフォンから遠隔操作で対応することも可能です。このようにIPインターホンは、従来型のインターホンでは難しいとされるコミュニケーションに役立つ便利な機能を備えています。さらに、IPインターホンは従来型インターホンとは違い、設置面においても優れています。Wi-Fi接続対応のIPインターホンであれば、従来型インターホンのような配線工事が不要です。これにより、設置コストや手間をおさえることもできます。リフォーム時や新築物件への導入時はもちろん、既存の従来型インターホン交換時もスムーズです。このように、スムーズな設置で手軽に防犯機能を向上させることができるのも、従来型インターホンとの違いです。従来型インターホンはアナログ回線や専用の配線を使用するため、通話や映像の確認は室内のモニターが設置された場所に限られます。基本的に、従来型インターホンにおける来訪者の対応は自宅内でしか行えず、外出中に来客があっても応対することはできません。たとえば、居住者の外出中に宅配業者が訪れても対応ができず、再配達の手続きが必要になってしまいます。また、従来型インターホンは録画機能が搭載されていないモデルが多いため、留守中の来訪者が誰だったのかを後から確認することもできません。このため、共働き家庭や外出が多い家庭では、防犯面や利便性の点で従来型インターホンの機能では満足度が低くなる可能性があります。


◎従来型インターホンにはないIPインターホンのセキュリティ性

IPインターホンと従来型インターホンは、防犯性能やセキュリティ機能が大きく違います。IPインターホンには、現代の住環境や多様化する防犯ニーズに応じた高度な機能が備わっているのが特徴です。とくに、録画機能、スマート通知機能、暗号化通信といった機能は、IPインターホンならではの強みであり、従来型インターホンとの大きな違いです。まず、IPインターホンのセキュリティ機能として録画機能が搭載されています。IPインターホンの多くは来訪者の映像を録画し、データとして保存できます。この録画機能により、不在時に訪れた来訪者の確認が可能となり、「誰が、いつ来たのか」を後から確認できるため、防犯対策として非常に有効です。さらにIPインターホンには、インターホンが押されなくても人の動きを検知して自動的に録画を開始するモデルもあります。この自動検知機能は、不審者がインターホンを押さずに様子をうかがっている場合でも、その行動を映像として記録できるため、より高度な防犯対策が可能です。一方、従来型インターホンには録画機能が搭載されていない場合が多く、来訪者の確認はその場での応対に限られます。従来型インターホンの場合、外出中に訪問者が来てもその記録が残らず不審者の行動などを把握できないため、防犯面では大きな不安が残ります。このように、録画機能の有無はIPインターホンと従来型インターホンの防犯性能における大きな違いのひとつです。また、IPインターホンの中には、不審者が玄関先に接近した際にスマートフォンにリアルタイムで通知を送る機能を搭載しているモデルがあります。この機能により、外出中でも来訪者や不審者の存在に気づくことができ状況に応じた対応が取れます。また、IPインターホンはスマホと連携し、離れた場所からでも訪問者と会話が可能なため、留守中や深夜の防犯対策としても有効です。一方で、従来型インターホンはモニターが設置された場所でのみ来訪者対応が可能であり、外出中には応答できません。そのため、従来型インターホンではリアルタイムでの防犯対策が難しいという懸念があります。さらに、IPインターホンは通信データの安全性にも優れています。多くのIPインターホンは、通信データの暗号化通信に対応しており、インターネットを利用する上で懸念される盗聴やハッキングのリスクを大幅に軽減しています。IPインターホンの通信データは特殊な暗号技術で保護されているため、第三者による不正なデータ漏洩リスクも最小限です。また、不正アクセス対策として暗証番号認証や専用アプリによる制限機能が搭載されているモデルでは、より安全な環境でIPインターホンを利用できます。IPインターホンとは違いアナログ回線を利用する従来型インターホンにおいては、盗聴やハッキングのリスクはほとんどありません。しかし、録画機能やスマート通知機能がないため防犯性は低下します。このように、IPインターホンと従来型インターホンには防犯性能において大きな違いがあります。IPインターホンの導入により、セキュリティ性の高い安心な住環境の実現が可能です。


◎従来型インターホンよりも優れた音質映像機能を搭載するIPインターホン

IPインターホンは音質と映像機能が大幅に向上しており、来訪者とのコミュニケーションをよりスムーズに行える点が従来型インターホンとの違いです。IPインターホンの音質と映像機能は単なる利便性向上にとどまらず、防犯面においても重要な役割を果たします。従来型インターホンは基本的な通話や映像確認が可能なものの、音声のこもりや映像の不鮮明さが原因で、来訪者の確認が不十分になってしまう可能性は否めません。これに対し、IPインターホンはより正確で安全な通信を実現します。IPインターホンの映像機能における特徴は、高解像度カメラの搭載です。IPインターホンに搭載されたHD画質やフルHD画質に対応したカメラは従来型インターホンとは違い、来訪者の表情や服装、持ち物といった細かい特徴まで鮮明に確認できます。これにより、「来訪者の顔がぼやけて判別できない」「映像が荒くて細部が見えない」といった従来型インターホン特有の問題が解消されます。さらに、IPインターホンには広角レンズが搭載されており、玄関前の左右まで広範囲を映し出すことが可能です。複数人の訪問者がいた場合でも全員の顔を確認できるため、より正確に状況を把握できます。また、夜間の防犯対策にも違いがあります。IPインターホンの多くは、赤外線カメラが搭載されており、暗闇でも来訪者の顔を確認することが可能です。従来型インターホンは、夜間や暗い場所では来訪者の顔が判別しづらく、防犯カメラなどの追加設備が必要になる場合もありました。その点、IPインターホンであれば日中・夜間両方の映像確認ができます。さらに、IPインターホンは来訪者の映像を録画・保存できるモデルも多く、映像データを証拠として活用できます。この点も、従来型インターホンとの大きな違いです。またIPインターホンは、音声機能においても従来型インターホンとは大きな違いがあります。従来型インターホンはアナログ音声が主流であり、雑音が混じりやすく、声がこもったり音が途切れたりすることがありました。従来型インターホンの多くは「片方向通話」です。話す側がボタンを押している間は相手の声が聞こえないという仕様のため、会話が途切れがちになり、スムーズなコミュニケーションが難しくなります。一方、IPインターホンは「双方向通話」が可能であり、同時に話をしたり相手の声を聞きながら会話をしたりすることができます。IPインターホンにはノイズキャンセリング機能が搭載されているモデルも多く、周囲の雑音や風の音を自動的に除去し、クリアな音声で会話ができます。たとえば、強風が吹いている日や車の騒音が聞こえる場所でも相手の声がはっきりと聞こえるため、来訪者との意思疎通もスムーズに行えます。


◎玄関に取り付け可能なGIGA-TECHのIPインターホンPD01

GIGA-TECHで開発するIPインターホンPD01は、従来型インターホンにはない高い機能性を兼ね備えています。玄関のスペースが限られた住宅や、シンプルでスタイリッシュな外観を維持したい環境に適したIPインターホンです。さらに、IPインターホンならではのWi-Fi対応や遠隔操作機能、さまざまな解錠方法といった機能が充実している点が従来型インターホンとの大きな違いです。また、Wi-Fi対応のPD01は無線接続が可能なため、配線工事が不要で電源を確保すれば簡単に設置できます。遠隔操作機能も備えており、外出先からもスマートフォンアプリを通じて来訪者対応が可能です。専用アプリは、iOSとAndroidの2種類に対応しており、スマートフォンだけでなく、パソコンやタブレットなど複数のデバイスにインストールできます。さらに、家族それぞれのデバイスにアプリを登録することで、複数人同時の来訪者対応やドアの解錠が可能です。戸建てやオートロックのない小規模マンションなどに選ばれているIPインターホンPD01は、QRキー、専用ICタグキー、スマートフォンアプリの3つの解錠方法に対応しています。状況に応じて解錠方法を使い分けることも可能です。QRキーは、スマートフォンに送られたQRコードをかざすことで解錠でき、来客や知人に対し一時的に鍵をシェアしたい場合も便利です。専用ICタグキーは、鍵を持ち歩く感覚でドアにかざして解錠できるため、スマートフォンを持ち歩かない子どもや高齢者にも使いやすい設計になっています。アプリからの解錠機能は外出先での遠隔解錠が可能なため、「鍵を忘れた家族のためにドアを開ける」といった柔軟な対応ができます。この点も従来型インターホンとの大きな違いです。



◎エントランスのない環境にIPインターホンPD01を使用した事例

機能性が高いIPインターホンをエントランスがないマンションや戸建て住宅の玄関に設置することで、セキュリティや利便性の高い暮らしを実現できます。


⚪︎不特定多数の住人が出入りする小規模マンションにIPインターホンを導入

エントランスオートロックのない小規模マンションにおいては、来訪者が住戸玄関のインターホンを鳴らし住民が直接玄関先で対応します。モニター機能のない従来型インターホンでは、住民は来訪者の声だけで本人確認を行う必要があり、防犯性に欠けることが課題です。しかし、IPインターホンを玄関に取り付ければ、防犯面の不安を取り除くことができます。IPインターホンであれば、来訪者の映像確認や音声での対応が可能です。外出中でも来訪者の映像を確認し、必要に応じて音声で対応できるため、不審者の侵入防止に役立ちます。万が一不審な人物が建物内に侵入し住戸の前で様子をうかがっていた場合でも、IPインターホンの胴体検知機能や録画機能により、その様子を映像として記録できます。さらに、スマート通知機能が搭載されたIPインターホンであれば、住民のスマートフォンにリアルタイムでアラートが届くため、外出中でもすぐに対応することが可能です。


⚪︎ファミリー世帯が多い戸建て住宅の玄関にIPインターホンを導入

戸建て住宅ではドアや玄関先にインターホンを設置しますが、従来型インターホンはIPインターホンとは違い、留守中の来客や宅配業者への対応が困難でした。とくに、共働き家庭や外出が多い家庭では、不在時の訪問者に気づけないことや、再配達の不便さといった悩みが生じがちです。IPインターホンを玄関に設置することで、外出中でもスマートフォンからリアルタイムで来訪者への対応ができます。たとえば外出中に宅配業者が訪れた場合、スマートフォンを通じて荷物の置き場所を指示し、再配達の手間を軽減することも可能です。さらに、親が外出中に子どもが帰宅した際も、IPインターホンの映像で子どもの様子を確認し、スマートフォンからドアを解錠することもできます。また、IPインターホンの録画機能や動体検知機能により、不審者の映像を録画し後から確認することも可能です。不審者の行動を把握できるため、有効な防犯対策を講じられます。


◎まとめ

IPインターホンは、無線回線を利用した遠隔操作や録画機能、高画質映像など多彩な機能を搭載し、従来型インターホンのアナログな機能とは大きく違います。とくに、外出が多く日中の留守対応が求められる家族世帯にとって、IPインターホンへの交換は暮らしの安全と利便性の向上につながる仕組みです。GIGA-TECHのIPインターホンPD01は、コンパクトながらもアプリでの遠隔操作をはじめとした利用者のセキュリティ対策に不可欠な機能が搭載されています。住環境に最適なIPインターホンの導入は、お気軽にご相談ください。




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