IPインターホンと連携した電気錠の解錠にスマホアプリを用いるメリット
- enari hisashi
- 4月14日
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更新日:5 日前
オフィスや住居などに来訪者があった場合、インターホンに呼び出し機能がついていることがほとんどです。インターホンは、来訪者とのコミュニケーションツールとしても重要な役割を担っています。IPインターホンとスマホアプリを連携すると、来訪者からの呼び出しがあった場合、スマホアプリで電気錠を解錠することが可能です。ギガテックのマンションエントランス用のIPインターホンPE01は、高いセキュリティ性と使いやすい操作性で、利便性の高いインターホンシステムを実現します。
◎IPインターホンと電気錠の連携
IPインターホンとは、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネットワークを活用して、建物に設置した通信機器と通信できるインターホンシステムです。IPインターホンは従来のインターホンに比べて柔軟性が高く、高品質の通話や多彩な解錠方法で行える点が特徴といえます。IPインターホンは、アナログ的な従来のインターホンと異なり、インターネットワークのデジタル技術を駆使し、高性能の音声と映像が実現します。解錠方法にスマホアプリを実用すると、遠隔で操作ができるため、利便性に優れたインターホンシステムです。IPインターホンは従来のインターホンに代わって、新しいインターホンシステムとして注目されており、幅広いニーズに対応できることから、オフィス、工場、集合住宅のエントランスや出入口などに導入されています。IPインターホンの解錠で使用される電気錠とは、電気を原動力に扉などの施錠や解錠を行う錠前システムのことをいいます。電気錠を作動させるには、電気錠本体、操作部、制御部の3つの機能が必要です。電気錠本体とは扉の開閉を行う錠前部分のことで、操作部は顔認証やICカードで認証を行う部分をいいます。さらに、操作部からの信号を電気錠本体に伝え、コントロールする役目を行っているのが制御部です。電気錠の施解錠をする操作部は、物理的な鍵を使用しないため、紛失や忘れのリスクがなく、扉の開閉状態を確認できることが長所といえます。電気の力を利用した電気錠は、さまざまな解錠方法で扉を開閉します。電気錠の代表的な解錠方法には、顔認証などの生体認証や、QRコード認証、暗証番号、ICカード、ICタグ、スマホアプリなどが利用されています。電気錠に導入されている生体認証は、身体の特徴を用いて認証を行う認証技術のため、不正利用がされにくいことが利点です。生体認証には、主に顔認証、指紋認証、静脈認証、虹彩認証などが存在します。数字の組み合わせを入力する暗証番号認証や、お財布や定期入れに収納しやすいICカードやICタグは、紛失がしにくいことがメリットです。スマホアプリは、スマートフォンに専用アプリを取り込むことで、遠隔操作が行える点が魅力です。QRコード認証は、スマホアプリや認証デバイスから発行されたQRコードを鍵として、認証することが可能です。IPインターホンと電気錠を連携することで、鍵のかけ忘れや、不正侵入や盗難の防止など、セキュリティ面においても、建物の安全性を強化します。
◎IPインターホンに用いた電気錠の来客対応にスマホアプリを活用
マンションやオフィスなどのエントランスに導入されているIPインターホンに電気錠を連携することで、利便性の向上が図れます。IPインターホンの解錠で使用されるスマホアプリの最大の特徴は、外出中でもエントランスからの呼び出しに対応ができ、電気錠の解錠が行えることです。スマホアプリから操作するには、まずスマホに専用アプリをインストールします。スマホアプリに必要な設定や管理者、ユーザーの登録を行うと初期登録は完了します。来訪者があるとIPインターホンからスマホアプリに通知が届き、スマホ画面には来訪者の顔が映るため、顔を見ながら会話ができます。通話後にスマホの解錠ボタンを押すとエントランスの電気錠が解錠され、入室できる仕組みです。外出中に宅配業者や突然の来訪者があった場合にも、スマホから来訪者に対応することができるため、外出先からでも来訪者とのコンタクトがスムーズです。施錠においても、集合住宅マンションやオフィスでのインターホンシステムの電気錠は、自動的に施錠するオートロック機能を採用していることも多く、セキュリティ面でも安全です。オフィスで、IPインターホン電気錠システムのスマホアプリを活用すると、従業員の全員が外出しているときに大事な顧客や取引先が来ても、スマホアプリで来客と対応することができます。オフィスが全く無人の場合でも、スマートフォンから顧客や取引先からの用件を聞き簡単な対応ができるため、顧客や取引先からの企業の信頼性を高めます。また、スマホアプリにはQRコード認証が搭載されている種類もあります。QRコード認証は、スマホアプリから日時を設定したQRコードを発行し、そのQRコードを入室者に送るとその時間帯のみQRコード認証で入室できる仕組みです。QRコード認証は、一時的な利用や外出中の訪問などの利用にも適しています。スマホアプリではIPインターホンからの入室履歴が管理されているため、スマホからQRコードを発行した業者が、いつ入室したのかなどの入室情報の確認も行えます。
◎スマホを活用したインターホンと電気錠の連携メリット
オフィスやマンションにおいて電気錠と連携したIPインターホンに、スマホアプリを採用すると、さまざまなメリットをもたらします。スマホアプリはIPインターホンを通じて、電気錠の扉を遠隔で解錠します。電気錠を用いたIPインターホンにスマホアプリを採用することで、外出中にインターホンから呼び出しがあっても、スマホから電気錠の解錠が行えます。たとえば、留守中に宅配業者が来てもスマホアプリで会話ができ、宅配ボックスや置き配を希望する場合は、電気錠を解錠し指定の場所に届けてもらうことが可能です。スマホアプリを利用すると置き配が可能となるため、ストレスフリーで荷物を受け取れます。スマホアプリは、セキュリティ対策の向上に役立ちます。IPインターホンと連携した電気錠にはオートロック機能を搭載したシステムもあります。オートロック機能とは、電気錠が閉まると自動的に施錠される機能です。オートロック機能を採用した場合、電気錠を解錠した後に扉を締め忘れても、自動的に電気錠が施錠されるため、不審者などの不正侵入対策に貢献します。入室においても顔認証やICカードなどの認証方法は、入室できる人物の入室権限ができるため、セキュリティ面の強化にも効果的です。スマホアプリは、どこにいても対応できる点が優れています。従来のインターホンであれば、オフィスなどで会議や打ち合わせ中でも呼び出しがあると、室内用親機まで移動しなければなりません。スマホアプリは、室内用親機を設置する必要がなく、専用アプリをインストールしたスマホがあれば、会議中でも移動せずにインターホンの呼び出しに、手元のスマホで対応できることがメリットです。スマホアプリは利便性が高く、業務の効率化が図れます。従来のインターホンでは、オフィスが無人の時に宅配業者が訪問した場合、帰社後、宅配業者に再配達の依頼をすることになります。一方で、スマホアプリでは、宅配業者が来ても外出先からスマホで置き配や再配達の依頼ができることから、再度連絡する必要がないため、手間や時間がかかりません。また、従業員もオフィスのエントランスを出入口する際に、鍵やICカードなどを持ち歩く事がないため、利便性がよいシステムといえます。
◎スマホで遠隔操作ができるエントランスインターホンPE01の仕組み
ギガテックのPE01は、最新のIP技術を採用した性能が高いP2Pエントランスインターホンです。インターホンPE01の本体は、98mm×130mm×36.6mmサイズの洗練されたデザインで、誰でも簡単に操作できるシンプル作りが特徴です。IPインターホンPE01は、スマホに専用アプリをインストールすると、スマホから遠隔操作することができ、来訪者の確認、通話、電気錠の解錠が行えます。インターホンから来訪者の呼び出しがあると、音声だけでなく、スマホのモニターで鮮明に来客の顔が見られるため、安心して対応ができます。通話も双方向同時通話を採用しているため、お互いに話をしても途切れることがなく通話がスムーズです。IPインターホンPE01は、室内用親機を設置する必要がないため、設置する場所を確保することもありません。室内用親機がある場合は、呼び出しがあるとそこまで移動する必要がありますが、PE01はスマホがあれば専用アプリから手元で対応することができ、利便性が高く効率的なシステムです。本人が使用する際は、スマホアプリのほか、顔認証、暗証番号認証、ICカード認証、専用IC タグキーの利用ができ、シーンに応じて使い分けられます。生体認証の顔認証は非常にセキュリティ性が高い認証方法で、入室による防犯性を高めます。偽造や複製が困難なIC カードや 専用ICタグキーは、子どもや高齢者にも使いやすい認証方法です。暗証番号認証は入室者を限定するため、セキュリティを高めつつ容易で入室ができる認証方法といえます。また、スマホ専用アプリから訪問者用のQRコードの発行ができます。QRコードにはワンタイムQRコードやタイムリミット付QRコードで、日時を設定したQRコードを発行します。期限以外は入室ができないため、防犯においても安心です。来訪者は当日、発行されたQRコードをIPインターホンPE01のカメラにかざすと電気錠が解錠される仕組みで、清掃業者や訪問介護などの定期訪問者にも最適です。IPインターホンは、セキュリティ対策にも貢献します。インターホンから呼び出しがあった場合、来訪者をスマホのモニター画面で確認ができるため、宅配業者なのか不審者なのか不安がある場合は応答せず、不在連絡票で確認することも可能です。PE01はSIPサーバーが不要なP2P型のエントランスインターホンシステムです。IPインターホンPE01の技術革新は、無制限のインターホン通話を実現し、一定の品質を保持する優れた技術を採用しています。
◎エントランスIPインターホンPE01にスマホアプリを取り入れた活用シーン
高性能の音声、映像で通話できるIPインターホンPE01 は、建物のエントランスなどの電気錠や自動ドアに活用できるエントランスインターホンです。スマホアプリにも対応しているため、使いやすく、エントランスインターホンシステムとしてさまざまなシーンで導入されています。
○集合住宅マンションのエントランスにIPインターホンPE01を活用
マンションのIPインターホンと連携した電気錠に、スマホアプリを結び付けると、幅広い柔軟性と利便性の向上に役立ちます。古いインターホンでは、宅配や食材宅配サービスの受け取りがある場合、留守にできないことがあります。エントランスインターホンPE01を設置した電気錠に、スマホアプリを使用すると、エントランスのインターホンから呼び出しがあると、ちょっとした外出でもスマホ対応が実現します。そのため、置き配指定にすれば荷物を待つことなく外出することが可能です。また、仕事をしている場合でも子どもの帰宅を確認できます。IPインターホンPE01のスマホ専用アプリは、子どもが帰宅した際は、インターホンから顔を見て通話することができるほか、入室履歴も残るため仕事していても子どもの帰宅時間がわかり安心です。
○オフィスビルのエントランスにIPインターホンPE01を活用
オフィスビルでは、さまざまな企業や組織が入居しています。それぞれのテナントにインターホンより来客があると、管理事務所やテナントからエントランスの電気錠を解錠します。インターホンの室内用親機を設置している場合、従業員が別の部屋やエリアにいるとインターホンの呼び出し音が聞こえないことがあります。スマホアプリと連携できるエントランスインターホンPE01は、インターホンの呼び出しがスマホで対応できることから、従業員がどこにいてもスマホさえあれば、聞き漏らすことがありません。また、従業員が入室する際も、スマホの操作で電気錠の解錠ができ、金属製の物理的な鍵を持ち歩く必要がないため、紛失や忘却のリスクがなく不正侵入防止対策にも貢献します。
◎まとめ
近年、集合住宅マンションのエントランスなどに設置してある電気錠や自動ドアに、最先端技術を採用したIPインターホンの導入が増えています。ギガテックのIPインターホンは、高度な通信技術と利便性を兼ね備えたインターホンシステムを構築します。スマホアプリと連携すると、遠隔で来客者と対応、通話、解錠が行えるため、集合住宅のマンションやアパートはもちろん、オフィスや施設などにも導入されています。電気錠に解錠にスマホアプリが活用できるIPインターホンの新規取付やリニューアルでご検討の方はギガテックまでお気軽にご相談ください。