病院の人手不足・安全課題を解決するIPインターホンの活用
- enari hisashi
- 2025年12月22日
- 読了時間: 13分
病院では、医療スタッフや患者、家族、業者、救急関係者など、さまざまな人が出入りします。そういった環境で不審者の侵入を防ぎ、安全な運営を維持するためにインターホンは欠かせません。しかし、機能や対応場所が限られる従来型インターホンでは、医療スタッフの負担が増加してしまいます。そこで役立つのがIPインターホンです。IPインターホンであれば、遠隔対応、遠隔解錠、外部機器との連携ができ、職員の負担軽減も可能です。患者対応や医療行為の質を保ちながら、病院全体の安全性と業務効率化を両立できます。
◎病院におけるインターホンの役割
病院に設置されるインターホンは、来院者と病院職員をつなぐ連絡手段として重要な役割を担います。病院は、外来患者や入院患者とその家族、救急搬送の関係者、医療機器や医薬品を搬入する業者など、さまざまな立場の人が出入りする環境です。誰がどの目的で訪れているのかをその場で確認し、適切に対応することが求められます。出入りする人が多い分、不審者の侵入にも注意が必要です。また、病院の出入口はひとつではなく、すべての出入口に職員が常駐しているわけではありません。正面玄関以外にも、夜間出入口、職員通用口、搬入口、救急入り口など、複数の出入口があります。これらすべてに職員を配置するのは人件費の面から見ても現実的ではありません。こうした環境であっても、インターホンがあることで離れた場所から要件を確認できます。たとえば、診療時間外で正面玄関が施錠されている場合、インターホンは来院者が病院職員に連絡をとるための窓口となります。夜間や診療時間外に体調不良を訴える患者が来院した際も、インターホンを通じて症状や来院目的を聞き取り、適切な対応を判断することが可能です。不要な出入りを防ぎながら、緊急性の高い患者に対し速やかな対応ができます。また、診療時間においても、発熱や感染症が疑われる患者は、インターホンで先に要件を聞き、案内場所や対応職員などを判断することが可能です。感染の広がりをおさえ、適切な処置がおこなえます。加えて、病院内には職員専用エリアや病棟専用の出入口が設けられている場合がほとんどです。これらの場所に設置されたインターホンは、部外者が無断で入室することを防ぐ役割を果たします。インターホンで事前に要件や訪問先を確認することで、許可された人物だけを通すことが可能です。さらに、インターホンは患者や家族からの問い合わせ対応にも使われます。病院の診療時間は外来患者が集中し、受付が混雑しがちです。この場合でも、インターホンを通じて簡単な案内を行えば、受付職員がその場を離れずに対応できます。これにより、受付業務の負担軽減と、待ち時間の増加や混乱を防ぐことが可能です。このように、病院におけるインターホンは単なる呼び出し装置ではなく、来院者対応、入室管理、職員の業務補助といった役割を担います。病院全体の運営を支える欠かせない設備です。
◎従来型インターホンと病院における課題
従来型インターホンとは、来訪者がボタンを押すと特定の場所に呼び出しがかかる一般的なインターホンです。病院でも長年従来型インターホンが使用されてきました。しかし、病院という環境を踏まえると、従来型インターホンでは対応が難しい場面も少なくありません。まず、従来型インターホンはモニター機能がないものも多く、音声のみのやり取りが中心です。病院においては、相手の姿を確認できず、声だけで患者なのか、家族なのか、業者なのか、不審者ではないか、を判断しなければなりません。救急外来を行う病院の場合、事前に電話で来院を承諾していても、来院した際はインターホンで対応したうえで解錠することもあります。この場合も、声だけで本人かどうかを正確に判断することは難しく、職員が直接出向いて対応する必要がでてきます。本来の業務と来院者の対応が重なってしまっては、職員の負担増加も否めません。また、従来型インターホンは対応できる場所が限られているのも課題です。受付や守衛室など、あらかじめ決められた場所にある親機でしか対応できません。そのため、受付が混雑している時間や、少人数体制の時間は、呼び出しにすぐ対応できないこともあります。結果として、来院者を長時間待たせたり、再度呼び出しをさせたりすることになりかねません。職員の業務負担増加も課題となります。また、従来型インターホンでは複数の出入口を管理しにくい点も課題です。病院には、正面玄関だけでなく職員通用口や救急入り口、夜間専用出入り口などがあります。従来のインターホンでは、複数の出入口を一括管理することはできず、どの出入口から呼び出されているのかもわかりにくいといえます。これでは、出入口の管理も複雑になり、効率性も低下します。さらに、従来型インターホンでは記録が残らない点も課題です。誰がいつどの出入口から呼び出しをしたのか、後から確認できません。トラブルが発生した場合、状況を振り返る材料がなく、再発防止につなげることができないといったデメリットがあります。このように、従来型インターホンは、基本的な呼び出し機能には対応できるものの、多くの人が出入りし迅速な判断が求められる病院においては、運用面で多くの課題をかかえています。すべてのインターホンを統合的に管理することはできず、安全面・業務効率において課題があるシステムです。
◎病院にIPインターホンが最適な理由
病院では、来院者の目的や状況をその場で判断し、適切かつ迅速な対応が求められます。IPインターホンはこうした病院特有の運用に合った機能の利用が可能です。IPインターホンとは、ネットワーク通信を行う先進的なインターホンです。アナログな通信用配線は不要で、来訪者の映像や音声はデジタルデータとしてネットワークを経由し通信されます。このような通信の特徴をもつIPインターホンを病院の出入口に設置した場合、来院者の映像と音声を同時に確認したうえで遠隔解錠もできます。従来型インターホンに比べ、IPインターホンの映像は品質が高いため、患者や家族、業者、不審者といったさまざまな来院者を視覚的に判断することが可能です。夜間や診療時間外に来院者がIPインターホンを鳴らした場合、高品質な映像で様子を見ながら対応方針を決めることもできます。映像や音声で対応した後は、遠隔操作で解錠も可能です。職員が現地に出向いたり、不用意に外へ出る必要もありません。人員不足が課題の病院であっても、時間のロスを削減できるのが魅力です。IPインターホンの場合、これらの来院者対応を手持ちの業務用スマホやPCから行うことができます。設置場所が決められた専用モニターで対応する必要がないため、受付や守衛室、ナースステーションや管理室、院内を移動中であってもIPインターホンの呼び出しに応答可能です。これにより、特定の場所に来院者対応の人員を固定する必要がありません。受付が混雑している時間や、夜間で人員が少ない場合も、別の部署が代わりに応答するなど、柔軟な対応ができます。また、IPインターホンであれば、出入口ごとの呼び出しを一括管理できる点も病院に適した特徴です。正面玄関、救急入り口、職員専用口、搬入口など、どの場所からの呼び出しもスマホやPC、管理用親機といった端末で一括管理可能です。どの場所からの呼び出しかは、IPインターホンと連動した端末に表示されるため、要件に応じた対応が迅速におこなえます。これにより、誤った案内や不要な立ち入りを防ぐことが可能です。加えて、IPインターホンであれば来訪者の映像や通話を履歴として残すことができます。対応内容を後から確認でき、トラブル発生時の状況把握や、職員間での情報共有にも役立ちます。また、IPインターホンは外部機器やシステムと連携できるため、さらなる防犯強化や業務効率化も望めます。防犯カメラとIPインターホンが連携すれば、周囲のカメラ映像も同じ画面で確認でき、夜間や搬入口など人目が少ない場所の監視にも有効です。IPインターホンと入退室管理システムが連携すれば、職員専用エリアの入退室管理にも活用できます。関係者が入室する際は、カード認証や顔認証を利用し本人確認を行ったうえで解錠し、その履歴はシステム上に保存されます。入室許可のない者は、IPインターホンを通じて要件を確認し、必要な場合のみ通行を許可することが可能です。この仕組みは、部外者の侵入を禁ずる場面で非常に役立ちます。このように、IPインターホンは病院の入室管理や来院者とのコミュニケーションに欠かせないシステムです。遠隔対応による業務効率化も実現し、忙しい病院にとって最適なシステムといえます。それでいて、IPインターホンは専用サーバー不要で運用できます。通信距離や接続台数にも制限がないため、病院の規模を問わず柔軟な設置が可能です。
◎病院におけるIPインターホンの活用例
病院におけるIPインターホンの活用は、出入口の入室管理にとどまりません。まず、来院者や患者からの問い合わせにIPインターホンを活用することができます。たとえば、外来患受付が混雑している時間帯に、面会者はIPインターホンから対応するようにすれば、職員が受付を離れずに効率的な対応ができます。IPインターホンの場合、専用モニターではなくスマホやPCから応答できるため、面会者と病棟スタッフが直接やりとりすることも可能です。これにより、窓口対応の遅れや混乱を防ぐことにつながります。また、病院の出入口だけでなく、各病棟の出入口にもIPインターホンを設置すれば、来訪者管理と離院防止にも活用できます。家族が来院した際、病棟入り口にあるIPインターホンを鳴らせば、病棟スタッフが映像と音声で来院者を確認した後、遠隔操作で解錠できます。遠隔対応可能なIPインターホンであれば、連携した手持ちのスマホやPCで対応でき、専用モニターまで駆けつける必要もありません。日常の業務をこなしながらスムーズに対応できるのが魅力です。人員不足の病棟であっても業務を妨げず、病棟のセキュリティを高めることができます。また、夜間・診療時間外の一次対応や、発熱患者・感染症リスクのある患者への対応としてもIPインターホンを活用できます。IPインターホンを通じて事前に状況を聞き取ることで、適切な対応の判断が可能です。非対面で対応できるため、感染症リスクを低減することにもつながります。また、病院内の入室管理が必要なエリアでもIPインターホンが役立ちます。入室管理を行うエリアの出入口に電気錠を設置しIPインターホンと連携することで、入室管理の厳格化が可能です。IPインターホンと電気錠が連動した場合、解錠は物理的な鍵ではなくカードや暗証番号、顔認証や指紋認証といった方法を利用できます。鍵の管理に伴う負担が減少するとともに紛失や盗難のリスクも低減し、信頼性の高い入室管理が可能です。とくに、医薬品の保管場所や電子カルテ・システムを管理するサーバールームといった厳格な入退室管理を求められるエリアにおいて、IPインターホンの入退室管理が重要な役割を果たすといえます。IPインターホンは入退室管理システムといった外部システムとも連携できるため、セキュリティレベルに応じて柔軟な活用が可能です。また、IPインターホンは病院スタッフ間の連絡手段としても活用できます。スマホやPCと連携できるIPインターホンであれば、院内を移動中であっても現場からの呼び出しや部署間の連絡をスムーズにおこなえます。内線電話の補助としての活用も可能です。このように、IPインターホンは出入口の入室管理はもちろん、病院運営を効率化する設備として活用できます。
◎病院のセキュリティを高めるGIGA-TECHのドアホン型IPインターホンPD01
GIGA-TECHのドアホン型IPインターホンPD01は、病院に求められる安全性と円滑なコミュニケーションの実現が可能なIPインターホンです。PD01を病院に導入した場合、映像・音声・ドア制御をネットワーク上で一元管理でき、院内の入室管理や来訪者対応を効率化できます。受付や警備の人手が限られる医療現場において、職員の負担軽減とセキュリティ向上を同時に実現できるIPインターホンシステムの構築が可能です。また、HD画質のカメラが搭載されており、来訪者や出入口周辺の状況を鮮明な映像で確認できます。ネットワーク通信を行うため、ナースステーションのPCやタブレット、スタッフが持ち歩く業務用スマホなどから映像確認や通話、解錠も可能です。夜間や休日であっても、現地に赴くことなく遠隔対応でき、業務効率も高まります。さらに、病院内の入室制限が必要な場所においてもPD01が役立ちます。入室権限のある者は、ICカードやQRコード、暗証番号やアプリを利用した解錠が可能です。入室権限のない者がIPインターホンから呼び出しを行えば、連携したスマホやPCといった端末から映像で確認し、音声で対応したうえで解錠できます。これにより不正な侵入を防ぐことが可能です。映像通話や解錠は、PD01と連動した端末からいつどこにいてもできるため、利便性の高いシステムです。ドアホン型IPインターホンの導入により、入室管理をスムーズに行うことができます。加えて、GIGA-TECHのPD01はPoE給電に対応しているため、大規模な電気工事を行わずに設置できます。後付けやリニューアルであっても病院の運営を妨げず、短期間で取り付け可能です。専用サーバー不要で運用できるため、コスト削減にもつながります。また、防水・防塵性能が高いため、屋外出入り口や救急入り口などへの設置も可能です。複数の出入口に設置したPD01を、管理室や受付などから一括管理することもできます。病院全体のセキュリティレベルを高めながら、医療スタッフが本来の業務に集中できる環境を構築できるIPインターホンです。
◎病院へIPインターホンPD01を導入した事例
病院のセキュリティ向上と業務効率化を両立する設備として、IPインターホンを導入するケースが増えています。大規模な配線工事や電源工事が不要で取り付けられるIPインターホンであれば、日々の運営を妨げず導入することが可能です。
〇夜間救急入り口の安全管理強化にIPインターホンを導入した事例
夜間救急の受け入れを行う病院では、専用出入り口は常時施錠されていないケースも少なくありません。この場合、関係者以外の立ち入りや無断侵入のリスクが課題です。そこで、夜間のセキュリティ強化を目的にIPインターホンが導入されました。IPインターホンの場合、PCやタブレットといった端末から呼び出しに対応し、必要に応じて遠隔操作で解錠もできるため、人員が限られる夜間であっても職員に負担をかけず運用することができています。出入口の電気錠とIPインターホンが連動し、関係者以外は建物内に立ち入ることができない環境を構築することもできました。これにより、夜間のセキュリティを大幅に高めることにつながっています。
〇病棟エリアの入室管理にIPインターホンを導入した事例
入院病棟では、患者や面会者、医療スタッフや委託業者など人の出入りが多く、立ち入り制限が必要なエリアの管理が十分におこなえないことが課題でした。そこで、病棟の出入口にIPインターホンが活用されています。職員はICカードや暗証番号で入室できるようになり、物理的な鍵を管理する必要もなくなっています。ナースステーションにあるPCやタブレットといった複数の端末とIPインターホンが連携することで、特定のスタッフに来訪者対応の負担が集中することもありません。来訪者を映像や音声で確認してから解錠できるようになり、病棟内の安全性は向上しています。職員の確認作業が減り、看護業務に集中できる環境を整えることができました。
◎まとめ
病院にIPインターホンを導入することは、セキュリティ強化や業務効率化、入室管理の厳格化といったさまざまなメリットがあります。IPインターホンであれば、病院の規模や出入口の数に制限を受けず、柔軟な設置が可能です。後付けやリニューアルであっても、大規模な工事が必要ないため、病院の運営に影響なく導入できます。GIGA-TECHのIPインターホンは、最新のIP技術を活用した先進的なIPインターホンです。病院へIPインターホン導入をご検討の際は、GIGA-TECHまでお気軽にお問い合わせください。




